スポーツから見る【強い組織】 | Solution コンサルタント奮闘記

スポーツから見る【強い組織】

忘年会シーズンも佳境に入りましたが
お酒を飲みすぎて体調不良、というようなことがないよう
お気をつけください。

本日は相澤がお送りします。


さて、少し前の話題になってしまいますが、
2008Jリーグにおいて、鹿島アントラーズがリーグ優勝を果たしました。
大分県出身の私としては、少し複雑な思いもあるのですが
やはり優勝するチームには、優勝するだけの理由があります。


鹿島アントラーズ、という組織において
注目すべきはやはりオズワルド・オリヴェイラ監督という
存在ではないでしょうか。

オズワルド監督は、選手のモチベーションを非常に重視するスタンスを持ち
大事な試合の前には、選手の家族や大切な人からのメッセージビデオを
選手たちに見せるなど、とてもユニークなアクションを起こしています。


そんなオズワルド監督が、以前このような話をされていました。



「みなさんは、チームがいい状態のときに一体感を感じると言うが、
 監督というのは、ケガ人が出たり勝てなかったりした苦しい時期にこそ、
 チームの一体感を感じ取るもの。」



言うのは簡単ですが、【ピンチに立たされた時に一体になれる組織】を作るのは
けして簡単なことではありません。

オズワルド監督が、こういった組織を作るために実践してきたことは


【普段忘れがちで見過ごしがちなことを、素直に受け止められる言葉で表現する】


ことだそうです。
オズワルド監督は、自分の思いを素直に選手達に伝えるのです。
そして、選手達からの言葉を素直に受け止めようとするのです。


経営者の皆様、

「経営者の考えは経営者にしかわからない」

と考えて、社員様に向けて自分の考えを伝えない、
というようなことになっていませんか。

想いを伝えもせず、「うちの社員はわかってくれない」
なんて口に出していませんか。


組織として一丸になるには、
日々のコミュニケーションが重要なのは皆さんご存知かと思います。
しかしその大切なコミュニケーションをしっかり実践されている企業様は
少ないのではないでしょうか。


素直に自分の想いを、素直に受け止められる言葉で表現するのは
簡単ではありませんが、まずは心がけてみるところから
始めてみてはいいでしょうか。