自律型人財の育成
こんにちは、高畑です。
気づけば12月ももう3分の1が過ぎようとしていますね。
時が過ぎるのは本当に早いです。
さて先日、私のクライアント様の研修を実施しました。
そのレポートとともに、私が感じたことを書かせていただきます。
弊社には、【育成支援事業 SERVICE2】という
企業様の人材育成力アップを目指したプログラムのサービスがあり、
主にはその企業様ごとに、階層別の研修を導入していただくものなのですが、
今回は私、高畑が、とある大阪の企業様の「リーダー層向け研修」を
担当させていただきました。
最初の研修で、『目指すべきゴール』を明確に設定することから始まり、
講義、ワーク、発表・・・等々、研修を通して、様々なことを訓練していきます。
研修自体は、全4回のプログラムで、1ヶ月に1回のペースですが、
訓練は研修中だけでなく、その間、いろいろな課題を提出しますので、
そちらにもかなりの労力をかけて取り組んでいただき、
最終的には、その企業内へ人材育成力の“定着”を図ります。
今回、その最終回の研修だったのですが、たくさんの嬉しい言葉をいただきました。
少しだけご紹介すると・・・
「この研修を受けて、【人間力】を学ばせてもらった」
「いろいろな視点で捉えることができ、見える世界が変わった」
「ビジョンを明確にカラーでイメージできるようになった」
「会社のことを本気でとことん考えられるようになった」
「情熱を持って部下に接していけるようになった」
など、様々な気付きや学びを得ていただけたようです。
研修生のみなさんにとっては、ここからが本当のスタート。
しっかり、自身のゴールを見据えて、大きく飛び立っていってほしいと願います。
実はこの企業様、会社としての理念や、クレド、方針など、しっかりと明示されていて、
朝礼でもクレドについて話し合う時間を設けたり、カイゼン会議をしたり、
もともと、会社の取り組みとしてはとても盛んな企業様だったんです。
でも、それをもっと自分で考えて、自分発信で取り組める人財、
いわゆる【自律型人財】になってもらいたい、
との想いから、今回導入に至ったのです。
本当の成果は研修が終わったここからが本番だと思いますが、
研修中だけで見ても、発言の仕方やその内容は、初回に比べて断然変化していました。
会社のこと、自分自身の役割、部下の成長のことを考えた発言が増え、
自分自身の置かれている立場も再認識できたようでした。
ここで感じたのが、普段、忙しく現場の最前線で働いているリーダー層は、
改めて会社のことを考えたり、リーダーとはどうあるべきかについて議論したり、
部下の育成について話し合ったりすることって、意外に少ないということ。
でも、この時間をとることは、実は非常に重要なことなのです。
会社のリーダー層であっても、日々の業務に追われて、
大切なことを見失ってしまっている場合が多いのです。
「いつも話しているのに、なぜ伝わらないんだ!?」と嘆く前に、
一度、みなさんで会社のこと、将来のこと、部下のこと、・・・
など、話し合う時間を設けてみてはいかがでしょうか?
そんなことを感じた高畑でした。