ヒト・モノ・カネ・情報
10月も中旬に入り、朝夕の冷え込みが激しくなってきました。
体調管理にはお気をつけください。
私相澤も、手洗い・うがいを徹底しています。
近頃、世界経済を取り巻く「金融危機」と呼ばれる状況が
ニュースで大々的に取り沙汰されています。
G7が今の金融危機を脱するために、テーマを絞って行動計画を発表したことから
この金融危機が未だかつてないレベルに到達してしまっていることがわかります。
金融機関の貸し渋りを予言するニュースが流れていますし
企業経営の落ち込みが深刻になるという予想も、色々なところで耳にしますね。
ただ、様々な情報を取捨選択していく中で
その情報に振り回されてはいけません。
最近、お会いする経営者様によくお話しさせていただいているのですが
こういった状況の中でこそ、自社で働く「ヒト」の価値を高めていくための投資を
積極的に進めてみてはいかがでしょうか。
景気が減速していくと、事業の採算ばかり見てしまいがちです。
しかし、こういう時こそ「ヒト」を育てることが大切なのです。
企業の経営資源は「ヒト・モノ・カネ・情報」と言われますが
カネ(資本)が逼迫していく中で、企業が取ることのできるアクションは
やはりヒトにフォーカスすることではないでしょうか。
「モノも情報も、それを使うヒト次第」であるはずです。
人材育成は投資であり、業績に応じて償却することもできます。
高い能力を持ち、やる気に満ち溢れた社員様がいる企業は
何らかの危機的状況に立たされた際にも、
それに立ち向かおうという機運が生まれやすいはずです。
経営者の皆様、御社で働く「人」は
逆境に立たされた時、組織として一丸になって闘うことができますか。
繰り返しになりますが、
こういった状況だからこそ
「ヒト」を見つめなおしてみてはいかがでしょうか。