会社は誰のもの?
連日のNOVAに関する報道を見て、みなさんはどのような印象をお持ちですか?
私は自分の理解の範囲を超えていて、ついていけないほどなんですが、
その中でも、「会社の私物化の象徴」と言うべき、社長室公開の報道は、
社会人1年目の私には衝撃の内容でした。
そこで出た疑問。
いったい、会社って誰のものなんでしょう?
そもそも会社はモノでもヒトでもない、「法人格」という存在なので、
この質問自体、適切ではないかもしれませんが・・・。
==余談==========
「ヒト」はヒトと契約したり、モノを所有したりはするけれど、
ほかの何か・誰かに所有されたりはしないですよね。
一方、「モノ」は契約したり所有したりすることはできないけれど、
ヒトに所有されることはある。
ところが、会社という「法人」は契約・所有することも、所有されることもある、
という奇妙な存在になるわけです。
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この議論に関しては、今までたくさんの方が討議されていますし、本もたくさん出ているので、
こんなところで答えが出るものではないのですが、
一般的には「誰」にあたる存在に、以下があると言われていますよね。
・株主
・経営者
・従業員
・お客様
・取引先
・その他、間接的に多くの人々
※株式公開の企業の場合は、必然的に「株主」になっちゃうかもしれませんが・・・。
それはいったんおいておいて。
私は「どれが一番大事!」とか、「コレが正解!」とか、そんなものはないと思います。
だって、どれも正解だと言えば正解だと思うからです。
そこで何かあるとすれば、優先順位かなと思います。
その会社が存在する目的はなんなのか???
これが、「会社→誰のもの」=「会社→誰のため」にあたると考えます。
これも語弊が出るといけないのですが、
すべてが正解なのは、どの企業にとっても同じです。
「でも、そこであえて優先順位をつけるとすれば??」
そう考えたとき、そこで判断の基準になるのが、その会社の
『企業理念』
になるのかなぁと思います。
そう考えると、理念ってものすごく大切ですよね!!
だって、実際に働くのは従業員だし、
でもお客様がいないと会社はなりたたないし、
そうは言っても、資本がないと会社は生まれないし、
そもそも経営者がいたから会社が出来たんだし・・・
でも、そうなったとき、すべての判断基準になるのが理念なんだと思います。
スゴク難しいことだと思いますが。
それぞれ、企業によって価値観があります。
誰のものか、それが明確な企業もあるでしょう。
でも、企業が永続発展するためには、すべての存在に対して、
それぞれの「満足」を追求する使命があると思います。
私たちの企業理念は、「日本中の企業を元気に!」です。
そうなれば、お客様のための会社。
でも、私たちが創っていく会社。
だから、誰のものでもないけれど、私たちで創っていく、
元気になりたいと思っている企業=お客様のための会社かなと思っています。
「その会社、誰のための会社ですか??」
考えれば考えるほど難しいですね・・・。
私自身ももっと勉強しなくちゃなぁと思いました。以上、大阪の高畑でした!