広上淳一氏と日本フィルの演奏は40年以上ボランティアチームによって録音され、その中から3つのコンサートを選んで発売された1枚がこのCDです。


小太鼓が機械のように正確に刻むリズムが心地よく、録音のおかげかクレッシェンドしていくにつれて、皮やスネアの様子が良く分かる演奏です。


おそらく小太鼓を指揮者の近くのセンターに配置しているのではないでしょうか。


小太鼓と言えば1991年に来日したフェドセーエフとモスクワ放送交響楽団が演奏したハチャトウリャンの「レズキンカ」の超熱演がYouTubeにアップされていますが、この「ボレロ」の小太鼓も、動画で見たくなるような熱演です。


「ボレロ」の小太鼓の面白さを味わうには最高の演奏だと思います。


ライブ録音なので、もちろんブラボーと拍手の嵐です。