小屋に向かう途中にあるホームセンターを出た時に携帯がなりました。


非通知ではなく090で始まる電話番号だったので出てみると、霞ヶ関の警視庁捜査2課の斎藤と名乗る男からでした。


内容は石川県で詐欺集団が逮捕され、主犯格が持っていたPayPayカードの持ち主が私だと言うことでした。


相手が言った家の住所は間違いなく私でしたが、会社名義で作ったカードで、その会社名は私と関係ないものでした。


PayPayカードは作った覚えがないし、会社名も知らないので私は関係ないと告げると、石川県警の捜査ではまだ事実確認が取れず、県警から依頼を受けて電話したという事でした。


カードは資金洗浄の目的で作られたと見られ、このままだと住所指名が一致している私に対して捜査が行われ、最悪の場合、口座差し押さえ、資金凍結の可能性も出てくると言う話し。


こんな乱暴な急展開があるはずは無いので、「この電話自体が怪しくないと言う証拠は無いので、霞ヶ関の電話番号を教えて欲しい」と話すと「霞ヶ関では直接電話は受けられない」と言うので、ますます怪しくなって来ました。


斉藤と名乗る男は更に「このまま放っておくと石川県警に出頭を求められる。そうなると大変なので、これから私が石川県警に電話をつなぐので、そこで質問に答えてもらいたい」と続けました。


「そうなったら石川県まで私が行けば良いんですよね。これから県警に電話してみます」と言うと電話が切られました。


相手が電話でつないだ先で、いろいろ聞き出そうと言う手口でしょう。


石川県警に電話すると休日のためか自動音声に繋がりましたが、緊急にために直接話したいと言う選択肢があったので、県警職員と話す事が出来ました。


いきさつを話すと、石川県警を絡めた同様の詐欺の問合せが多く寄せられているとの事でした。


今後同様の電話がかかって来ても無視して構わないと言われましたが、犯人は私の個人情報を持っている事は間違い無いので、なんとも気持ちが悪い話です。