森伊蔵と白州目的でオークションでまとめ買いしたウィスキーの中に、よくわからない1本が有りました。
製造は、埼玉県羽生市にある東亜酒造(羽生蒸溜所)です。
この羽生蒸溜所の創始者の孫の肥土伊知郎氏が創業したのが、秩父にある秩父蒸溜所です。
秩父蒸溜所と言うより、「イチローズモルト」と言った方が分かりやすいですね。
羽生蒸溜所では、「ゴールデンホース秩父8年」と言うウィスキーを造っていましたが、経営が悪化して、2004年には製造をやめてしまいました。
このころウィスキー造りにかかわっていた伊知郎氏が2006年に創業したのが、秩父蒸溜所ということになります。
羽生の地で生まれた「ゴールデンホース秩父8年」の名前に「秩父」の地名があるのは、もともとは秩父で造り酒屋を営んでいたからのようです。
東亜酒造は、現在ではウィスキー造りを再開し、ゴールデンホースシリーズとして、「武州」と「武蔵」の2種類を販売しています。
手に入れたウィスキーのラベルを見ると、「ROCK 20 WHISKY」とあります。
裏面を見るとボトルに、「GOLDEN HOESE」とあるので、ゴールデンホースシリーズの1本でしょう。
原材料はモルト・グレーンで、ラベルには「樫樽長期熟成」とあり、次の説明があります。
「寛永二年創業。酒造り三百年の歴史をもつ蔵元がその技術を生かし、秩父の源流水と大麦麦芽で、職人が仕込んで長期熟成させたウィスキーです」
伊知郎氏が関わったウィスキーなのかなとも思いますが、気になるのはアルコール分が20%ということです。
一般的なウィスキーの度数は40%以上ですから、かなり薄いです。
ロックでも飲みやすい、という事でしょうか。
正体がよくわからないので、開栓するかどうかずっと悩んでいます。