縦長のハイボールグラスのために氷を作りたいと思って色々とチャレンジしています。
合羽橋の道具街で、レヴィタスハイボールというグラスを手に入れ、これに細長い氷を入れて見たくなったからです。
1818年アメリカで創業したLibbey(リビー)社のハイボール用のグラスで、税込み1113円という価格の割にはとても良くできています。
まず、透明度の高い氷をつくるために、丸氷を作る容器を利用しました。
利用と言っても丸い形を作るためのアダプターを使わないだけです。
一般的な製氷皿で水道水を使って氷を作ると、水が四方八方から凍っていくため、氷の中央にカルキなどの水以外のものが集まり、透明で美味しい氷になりません。
この容器は、まわりが発泡スチロールで覆われていて、上から凍っていくので、48時間くらいかけると上半分が透明で美味しい氷を作ることができます。
上の写真での右側が容器の底の部分で白く固まっているのが分かると思います。
左側も一部が白くなっていますが、これはまだ固まりきっていないうちに取り出そうとしたあとです。
この氷の上半分をどう切り出すかが問題です。
ピラニアソーと言うなんでも切れる目の細かいノコギリでやってみたところ、表面でツルツル滑ってしまい切断出来そうもありませんでした。
次はゼットソーと言う、木材ならとても良く切れるノコギリを使ったのですが、これもダメ。
そういえば、氷屋さんが使っているノコギリは、目がとても粗いタイプでしたね。
それを使って、シャッ、シャッと小気味良い音をたてながら大きなブロック氷を切っている様子は時々テレビでも見ることができます。
ネットで調べてみると、パン切り包丁が良いとの動画が見つかりましたが、先ずはアイスピックを使いこなせるようになることがバーテンダーの基本のようです。
別にバーテンダーになるわけではありませんが、基本は大切です。
それに、アイスピックを使いこなせれば、色々な形の氷を作れるらしいので、早速Amazonで注文しました。
購入したのは、パール金属の小型のアイスピック。
握りが短く、初心者には向いているようです。
柄の部分には、重りがついています。
アイスピックの先端に力を集中させるためでしょうか?
開封すると、先端の保護のために透明のチューブが付いていました。
コレがとてもしっかりはまっていてなかなか外れず、思い切り力を入れたところ、親指の脇にブスリと突き刺さってしまいました。
アイスピックを使いこなすには、それなりの練習が必要なようですが、いきなり洗礼を受けてしまいました。
何とか血が止まったので、早速挑戦。
動画を真似て氷を手で持って突いてみたのですが、力を入れると手のひらまで貫通しそうで、思い切り良く出来ません。
そこでテーブルの上にまな板を置いてやってみると少しはマシになりましたが、ピックの先端を狙った所に命中させることが出来ません。
結局、イメージしていたような棒状の氷を作ることは出来ず、こんな感じになってしまいました。
かろうじて1個は使えそう。
思ったような棒状の氷を加工できるようになるまでの道のりは遠そうです。
板氷を買ってきて練習が必要です。
それから、氷の破片がそこいら中に飛び散るのも課題です。