キングジムのポメラは、文字を入力する機能に特化した端末です。
初めて使ったのは2010年で、DM10という機種でした。
DM10は画面が小さいのが難点で、2013年にはDM 20に買い替えました。
しばらく使っていましたが、結局iPadには勝てず、眠ったままになりました。
久しぶりに使おうと思って取り出すと、本体が加水分解でベタベタになっていました。
表面加工によっては、バッグなどでも起こる経年劣化です。
メーカーはそうなる事はわかっている筈なのに、なぜ使い続けるのでしょう。
結局DM20は使えず、またiPadは使いたい時にバッテリーが切れている事が多くて、外出先で長文を入力する事は暫く諦めていました。
メモ用としてクアデルノの使い始めたのもiPadのバッテリー問題のためでした。
仕事柄、コンテンツのシナリオを毎日のように書いていて、月に1回ですが教育業界紙の連載原稿も書いています。
ブログも比較的長い文になる事が多く、外出先でも文章を書ける様に、ポメラの最新機種であるDM250を購入しました。
DM250は、DM10やDM20の様な折りたたみ式のキーボードでは無いので、かなり心地よくキー入力ができます。
大好きだったNECのモバイルギアを思い出させる使い心地です。
本格的なキーボードが搭載されていて、モデムを使って、公衆電話のジャックに差し込んでメールが送れる事が画期的でした。
Wi-Fiなんていうものはない時代です。
ポメラDM250は、文書をメールで送ることは出来るようですが、メール受信が出来ず、もちろんネットサーフィンなんて出来ません。
本当に文書を書く事だけに特化しているのです。
早速近くのドトールに行って教材動画のシナリオを書き始めると、実にハイスピードで書き続けられました。
余計な機能が無いので、高い集中力を維持できる効果があります。
PCだとメールやLINEなどのアラートが入るため、作業が中断されやすいのです。
この特性を活かすには、外出先や敢えてカフェに行くなどの使い方が良さそうです。
情報はiPhoneで調べれば十分なので、しばらくはクアデルノ、ポメラ、iPhoneの3つが常に持っていく道具になりそうです。
気になる点が2つあります。
一つ目はボディーの塗装です。
触ると指紋が目立ち美しくありません。前機種同様に、数年使うとベタベタになるんじゃないかと言う不安を感じます。
二つ目は、キーボードの塗装です。
周りの光に反射して、文字が見えにくくなる事があります。
キングジムは、塗装の関しての配慮が足りないように思えて残念です。
ポメラ関係の記事を探すと、マイナスの点を書いた内容が目立ちます。
共通しているのは、皆さん何だかんだ言ってもポメラが大好きな事。
私もそうなのですが、ポメラには不思議な魅力があります。