オリンパスPEN-Fを購入してから1年以上が経ちました。
その間、出番が少なかったのは、同じオリンパスのOM-D MarkⅢのせいでした。
OM-D MarkⅢは、使い心地も含めて、今のところ非の打ち所がなく、持ち出そうとするとついOM-Dを選んでしまうのです。
PEN-Fは、とても趣味性の高いカメラです。
これに対抗できるのは、ライカを除けばおそらくFUJI FILMのX100Vくらいのものだと思います。
PEN-Fは、カメラ歴が長い方ならご存知の、ハーフサイズカメラをルーツとしています。
フィルムが高価だった頃、35mmのフィルム一コマを半分だけ使って、1本のフィルムで2倍の枚数を撮れるようにしたものが、ハーフサイズカメラです。
オリジナルのPEN-Fは、今考えて見ても画期的な技術要素が詰まっていました。
サイズは、バルナックライカより小さいコンパクトさです。
下の写真は、バルナックライカのTYPEⅢとほぼ同じ大きさの、ニッカTYPE5です。
その後デジタルになってからPENシリーズはいくつか出されましたが、オリジナルの現代版と胸を張れるのが、PEN-Fの名前を与えられたこのカメラでしょう。
出番が少なかったのは、レンズが決まらなかったという事もありました。
思い切ってスナップカメラにしようと、12mmをつけて持ち歩いた事がありました。
念のためにと30mmのマクロも持ち歩いたのですが、ものぐさなので、仕事ではない時にはレンズ交換が面倒になってしまいます。
OM-D用に購入した、M.ZUIKO DIGITAL 12-40mm F2.8 PROのズームがある事を思い出しました。
OM-Dには、神レンズと言われる12-100mm F4.0 IS PROを付けっぱなしにしてあり、12-40mm F2.8 PROは眠っていたのでした。
これを、PEN-Fに付けてみると、何ともカッコいい!
35mm換算で、24-80mmと言うのも使いやすそうです。
オートフォーカスよマニュアルフォーカスをワンタッチで切り替えられる仕組みも便利です。
日常の持ち歩きにはちょっと重くなりますが、交換レンズを持つことを考えれば、あまり問題にはなりません。
PEN-Fは、アートモードやカラーモード、モノクロモードの専用ダイヤルがついている事が大きな特徴です。
これを使って写真を楽しむ使い方を考えると、丁度良いzoom域を持ち、全域でF2.8が使えるこのレンズはベストマッチと言えそうです。