写真家の小平尚典さんと知り合ったのは数年前の事です。
小平さんは、日航ジャンボの事故の時、現場に入って写真記録を残した写真家です。
スティーブ・ジョブスやビル・ゲイツなど、今のITテクノロジー築いた築いた著名人の写真を撮っていた事でも知られています。
私のオフィスにも、小平さんが撮影したスティーブ・ジョブズの写真が2点飾ってあります。
その小平さんが、飯田橋の東洋美術印刷さんのビルで写真展を開催していたので、渋谷の打ち合わせの後で行ってきました。
今回の写真展は、「南無阿弥陀仏」を唱えながら京の街を巡り歩いていた空也上人の立像を撮影した作品展です。
今年、国立博物館で開催された特別展「空也上人と六波羅蜜寺」で展示されていた空也上人立像を、わずか1時間の制限時間内で撮影した写真です。
照明を工夫した「影」が特徴的な写真で、独特の立体感は、おそらく特別展では味わえなかった世界ではないかと思います。
特別な製本をした写真集を購入させていただきました。
印刷と製本は、東洋美術印刷さんが手がけたもので、高精細印刷による見事な写真集です。
製本も凝っていて、糸とじになっています。
興味のある方にはおすすめです。