シェリー酒を知ったのは、ギターのレッスンをしていただいていた亡き平田宏先生がきっかけでした。


銘柄は、ティオペペです。


すぐに手に入れて飲んでみたのですが、私には合わず、10年くらいそのままにしておき、結局捨ててしまいました。


シェリー酒は、酒精強化ワインと言われ、ざっくりと言えばワインにアルコールを加えて度数を高くしたものです。


最近になって、再びシェリー酒を購入しました。


ルスタウ・イースト・インディア・ソレラと言う銘柄です。



ルスタウは、スペインのシェリーメーカーです。


購入した理由は、ちょっとした実験のため。


色々とウィスキーを飲むうちに、シェリー樽で熟成させたものが好みであることがわかってきました。


だったら、例えば白州にシェリーを少しだけ加えると白州シェリーカスクになるんじゃないか、あるいは白州近いと言われるリザーブに僅かにシェリー酒を加えても、白州シェリーカスクになるんじゃないかと考えたのです。


そもそも白州シェリーカスクを飲んだ事がないので比べようも無いのですが、試しにリザーブにシェリー酒を数滴落としてみたところ、何とも変な味になってしまいました。


もっと追求すれば、ブランデーが高価で普通に飲めなかった時代に、試行錯誤して生まれた電気ブランのように、面白いものができたかもしれません。


自分としては失敗だったので、このままではほぼ1本分のシェリー酒が残ってしまいます。


購入した店には安いシェリー酒が無く、ルスタウ・イースト・インディア・ソレラは2500円くらいしたと思います。


飲まないでおくにはもったいない。


そこでトニックウォーターで割って飲んでみることにしました。




もともとジントニックは好きで、ラムやウオッカもトニックウォーターで割るととても飲みやすくなります。


シェリー酒をトニックウォーターで割るのは果たしてどうなのかと思いましたが、大成功。


とても飲みやすくなり、これは有りだなと思いました。