広島県が公募していた「RING広島」という往路ジェクトに応募していましたが、嬉しいことに採択されました!
https://sgate.jp/images/460231.pdf
応募したテーマは、「小学校の複式学級における教員の負担軽減」というもので、広島県の小学校の協力を得て2月中旬まで実証実験を行います。
子どもが少ない場所では、一人の教師が同時に複数学年を教える「複式学級」というスタイルで授業が運営されます。
教師にとっては大変な環境です。
ちょっと考えると学力の低下が懸念されますが、実は一般的な複数学級によるものと比べて学力は高い傾向があります。
これは、一重に教師の努力によるもので、それだけ負担がかかっていることになります。
長崎大学教育学部が行った複式学級の教員に対する調査では、次のようなデータが得られています。
・間接指導・直接指導により授業に停滞が生じる。
・間接指導時に適切な助言や指導ができない。
・授業準備や教材研究において2学年分以上が必要となる。
・子どもたちの気が散りやすい。
今回は、複式学級において、一方の学年の指導を「ユニボ先生」を使って行い、実際に教師の負担を軽減できるかどうかを実証しようという試みです。
離れた場所で、土地勘もなく不安ですが、今回の事業ではセコンドと呼ばれる地元の方が支援してくれる仕組みになっている上に、この公募を紹介していただいた中国電力様も実証実験のお手伝いしてくれることになりました。
約3ヵ月という短い期間ですが、実証実験を成功させたいと思います。