朝まで生テレビは相当前から観ている番組です。


初期の頃の論客は個性が強く、激論の様子は今でも思い出されます。


オルテガ・イ・ガゼットの「大衆の反逆」に刺激を受けていた事もあり、西部邁さんの発言は注目して観ていました。


論客同士のぶつかり合いのため、何かの結論が出る事はほとんどありません。


何かの結論を出す場ではなく、真っ向からぶつかる意見を聞いて、自分ならこう考えるなと言う部分で参戦する番組なのだなと気がついたのはだいぶ経ってからでした。


一時期、論客が小ぶりになり、つまらなくなり、見ることをやめた時期もありました。


最近注目しているのは、三浦瑠麗さんです。


しっかりとした調査に基づいた発言にはいつも感心してしまいます。


調査内容の目の付け所が素晴らしく、今起こっている事の根本原因について触れていることがほとんどです。


感情的になることもなく、それでもズバリと、しかもロジカルに分かりやすく説明してくれます。


その内容をもっと掘り下げて皆さんで議論してくれれば、前に進める何かが生まれるように思うのですが、何故か話を広げようとする展開にならない事が多い気がします。


自分達の勉強不足が露呈してしまうのが嫌だからなのでしょうか?


この点が、いつも不満です。