ピアニストのプレトニョフは、指揮者としても活躍し、自ら立ち上げたロシア・ナショナル交響楽団を率いています。

最近プレトニョフが指揮するチャイコフスキーの交響曲第4番から6番のSACDを入手し、これにハマっています。




寝る前にヘッドホンをして、じっくりと聴き込んでいます。

ロシアの指揮者の演奏というと、咆哮する管楽器をはじめとした爆音演奏が多く、それはそれで魅力ですが、プレトニョフの演奏はちょっと違っていました。

録音がいいこともあり、スッキリとした見通しの良さを感じる演奏です。

内声部の動きがコントロールされていて、聴き飽きたと言っていいくらい聴いてきた曲が新鮮に聴こえて来ます。

グランカッサの響きは、ホールで聴くように地鳴りのような重さと空気感です。

交響曲以外に入っているイタリア奇想曲とロミオとジュリエットは、同曲のベストに入るのではないでしょうか。