私が子どもの頃の雑誌の付録には、夢がいっぱい詰まっていました。
表紙に8大付録なんていう文字があったら、ワクワクメーターが振り切れる思いがしたものです。
複雑な仕組みのものでも全部紙と輪ゴムで作り上げる事が出来る工夫は、今見ても驚くと思います。
最近は大人向けの付録付き雑誌がたくさんあって、万年筆が付いていると、つい買ってしまいます。
オーディオ関係でも、スピーカーやケーブルを組み立てるものがあります。
オーディオメーカーのラックスマンも数冊出していて、いずれも真空管を使っているのが特長です。
特に真空管式のチューナーは興味があります。
最近、イコライザーが発売されました。
周波数毎に強弱を変えられるもので、部屋の環境によって低音や高音が出ない、あるいは出すぎるなどの不具合に、ある程度対処出来る装置です。
組み立て式といっても、配線は全て終わっているので、ケースを組み立て、真空管を挿すくらいです。
ケース組み立て用のネジは、タッピングネジになっているので、ここで苦戦する人が多いんじゃないかと思います。
タッピングネジは、ネジ自体で、ねじ穴に溝を切っていくもので、普通に右回転させるだけでは、すぐに回せなくなり、ネジのあたまをナメてしまいます。
どうするかと言うと、ネジを少し右に回してねじ込んでから、少し左に回すという事を繰り返していきます。
ネジの溝を切るんだと言う気持ちでやると上手くいきます。
グリップが太いドライバの方がやりやすいでしょう。
とても小さなネジもあるので、先の細いプラスドライバも必要です。
ネジ以外は難しい所は無いので、30分から1時間もあれば完成できます。
真空管は、ECC82と言うポピュラーなものがついています。
真空管のメーカーによって個性があるので、変えてみるのも楽しそうです。