2018年から開発を続けてきたユニボ先生ですが、やっとデビューさせることが出来そうなレベルまで持ってくることができました。
8ページのパンフレットも用意できました。
予定は今年の6月17日。
日刊工業新聞も取り上げてくれました。
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00551431
ユニボ先生は、個別指導塾で人の代わりに先生役として子供に勉強を教えるロボットです。
子供と対話しながら勉強を教えていく点が、タブレットと大きく異なります。
タブレットが自習イメージだとすれば、ユニボ先生は、あくまでも個別に教えるというスタイルになります。
複数台のユニボ先生を通して子供の学習状況をモニタするアプリも用意して、1人の先生で、5人から8人くらいまで、しっかりとした個別対応ができるように開発しました。
家で復習できるように、スマートデバイスで学習できるアプリも用意しました。
このアプリは、サーバを通じてユニボ先生と連携させているので、家で勉強すると、次に塾に来た時に褒めてくれます。
ユニボはAIロボットですが、AIを使うのではなく、優れた先生をどこまで模倣できるかということを優先させています。
つい、AIという最新の技術を使いたくなってしまいますが、教育についてはこれを全面に出すと、アプローチ方法が変わってきてしまい、それは私の考えとは異なる方向に行ってしまいます。
人の代わりになれるロボット先生を実現するには、まずは優れた先生の模倣をある程度実現してから、AIの活用していくというのが必要な手順だと考えています。
AIの力を借りたいのは、先生の役割の一部であって、全体ではありません。
AIを優先させると、体のあるロボット先生を実現するのは難しいのです。
私が最終的にイメージしているロボット先生は、SF映画に登場するようなレベルなので、開発には時間がかかります。
そのため、SGDsの第4項目「質の高い教育をみんなに」を実現させるための持続的開発目標として設定し、開発を継続させていこうと思っています。
期限は、2030年。
テクノロジーの進歩は激しいので、優れた人が関わってくれれば、SFの世界が実現できると思っています。
あと18年。
私は81歳。
完成形がみられるだろうか。。。