クラシックギターを趣味にしている人であれば誰でも知っている作曲家と言うとフェルナンド・ソルの名前が挙げられます。

ベートーヴェンと同時代を生きたスペインの作曲家で、沢山のギター曲を残しました。

難しい曲もあるのですが、決して単純に技巧に走る内容ではありません。

簡単な曲でもポリフォニックな音楽なので聴いても弾いても音楽の深みを感じさせられます。

沢山ある曲の中でも、1ページ程度で書かれたエチュードが大好きです。

{8B725EEC-08EF-4951-B7F2-79C6209F9C0A}



譜面は簡単そうに見えても、大切な音を意味のある音色や表現で弾こうと思うとなかなか取り組みごたえがあります。

昔、オスカー・ギリアがコンサートで取り上げた5つのエチュードは、立派なコンサートプログラムとして成り立っていました。

1982年の石橋メモリアルホールでの演奏ですが、今でもその洗練された艶のある音楽は覚えています。


{69C26BD6-F395-4E5B-AC7F-87C362B5DC8D}



ソルの小品のような音楽を愛しむようにして一生弾けるくらいの技術は持ち続けたいものだと思います。