どこで耳にしたのか覚えていませんが、気になるヴァイオリニストがいました。
佐藤久成さんです。
早速手に入れたのが、このアルバムです。
演奏は大変ユニークで、聴いた瞬間に「自由な音楽」である事と「唯一無二」という言葉が浮かびました。
自由さといっても、青空のようにからりと健康的と言うわけでは有りません。
実演に接したことは有りませんが、このアルバムの写真のように、終始目をつぶり、自ら音楽に浸る演奏するスタイルが想像できます。
その瞑想の世界に聴き手も引きずりこまれていきそうになります。
それが、魔界と言う事でしょうか。
一方で、こういうスタイルの音楽家の演奏は、録音と言う媒体に閉じ込めるのは限界があるように思います。
ライブで聴いてみたいものです。