シェーンベルクという作曲家は、無調性の作曲家というイメージがあったため、なんとなく敬遠していました。

このところ、ショスタコーヴィチ の交響曲第10番の聴き比べにハマっていて、たまたま車で移動中にかけていたミトロプーロスのCDに入っていたのが、シェーンベルクの代表作である「浄められた夜」俗に「浄夜」と言われている曲です。

最初はこの曲が入っているとは思っていなかったので、ショスタコーヴィチ もなかなか響きの綺麗な曲を書くもんだなあと思って聴いていました。

車を停めてジャケットを確認してシェーンベルクの曲だという事がっわかりました。

「浄夜」は手元にもいくつかある筈ですが、敬遠して聴いていなかったようです。

探してみると、直ぐにカラヤンのアルバムが出て来ました。

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カラヤンは、好んで聴く指揮者ではなく、あまり好きではないものも多いのですが、美しい曲やゴージャスな曲は、ベルリンフィルの完璧なアンサンブルと強大なパワーで見事な演奏を聴かせてくれます。

取り出した「浄夜」もとても美しい演奏でした。

もう50年以上もクラシック音楽を聴き続けているのに、まだまだ嬉しい出会いがあります。

きっとそれは死ぬまで続くんでしょう。