御茶ノ水のディスクユニオンで、クリュイタンスの指揮するフォーレのレクイエムを手に入れました。
エンジェルのBEST100に含まれるアナログLP盤です。
エンジェルのこのシリーズは、自分の好きな音で再生されるLPである事が多く、程度の良い盤を見つけると購入するようにしています。
きっかけは、30年以上前にたまたま訪れた秋葉原のテレオン。
ハイエンドのフロアーから階段を降りる途中で、生演奏かと思うチェロの音が聴こえて来たのでした。
その時再生していたシステムで聴かせて頂いたのが、アンドレ・プレヴィンの指揮による、ブリトゥンの「青少年のための管弦楽入門」で、エンジェルのアナログ盤でした。
目の前いっぱいにオーケストラが広がり、高さや奥行き方向の楽器の並びが分かる音に度肝を抜かし、その時に使われていたアンプ、スピーカー、ケーブルをその場で注文してしまいました。
それから中古レコード店で程度の良いエンジェルのアナログ盤を見つけると購入するようになりました。
クリュイタンスのフランス音楽は定評があります。
購入し続けているCDの中からマイベストを選んで並べているコーナーがあるのですが、そこにクリュイタンスのラヴェルの管弦楽集が並んでいます。
このアルバムもちょっと曰くが有ります。
だいぶ前、御茶ノ水のオーディオ・ユニオンが今の場所ではなく、あるビルの地下にあった頃、店で試聴した時に再生されたのが、クリュイタンスが指揮したラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」でした。
そのふくよかな音楽に魅了され、その時も、そこで使われていたB&Wのスピーカーを買ってしまったのでした。
このCDもエンジェルでしたから、ある時期のエンジェルの音が好みといい事ですね。
ところで、クリュイタンスのレクイエム。
B面からが曲も、演奏の雰囲気も好きです。
B面と言っても、わからないですよね。
「ピエ・イエズス」からです。