10月に金沢に行った時、東町をぶらぶらしてから駐車場に向かう途中で、偶然にも金沢蓄音器館の前を通りました。
ここの存在は知ってはいましたが、旅のに計画の中では思い出されなかったので、この偶然に飛び上がるほど喜びました。
ギターのアンドレス・セゴビアの音源は意識して集めていて、SPレコードも集めています。
それらのSPレコードを再生するために78回転のポータブルプレーヤーのほかに、ラッパ式の蓄音器も隠し持っています。
そんなわけで、蓄音器には大変関心があるのです。
館内に入ると、ちょうど聴き比べのセミナーが始まったところでした。
蓄音器の歴史を交えながら、ビクトローラ、グラモフォン、クレデンザ、HMVなどの蓄音器による演奏が続き、大変勉強になりました。
蓄音器はレコード盤に刻まれた音を鉄の針で拾い、電気系を一切使わずにホーンを使って拡声する仕組みです。
声やヴァイオリンなどの生々しさは素晴らしく、また音量も家庭で夜に再生するのは難しいくらいの大きさです。
場所とお金が許せば、クレデンザが欲しいところです。
蓄音器熱が出ると収拾がつかなくなりそうなので、興奮をそこそこに抑えて、蓄音器館を後にしました。