八広で仕事を終えたあと、本所吾妻橋に向かいました。

目的地は牛島神社。

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ちょうど大祭の前日でした。

牛島神社の本殿で行われる、北斎最大級の絵である「須佐之男命厄神退治図」に関するトークイベントが目当てでした。

この絵は関東大震災で牛島神社と共に焼失したのですが、すみだ北斎美術館の要請で凸版印刷が2年の歳月をかけて復元したのでした。

そのプロジェクトのリーダーであった木下悠氏のトークイベントです。

本殿内のかつて絵が掲げられていた位置にプロジェクターによって投影された作品を見ながらのトークは興味深い内容でした。
木下氏ともお話する事ができ、非日常の空間での時間を楽しむ事が出来ました。

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牛島神社を後にして浅草まで歩くうちに、ちょっと一杯と言う気分になりました。

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そういえば、ここ数ヶ月、ひとりでお店の椅子に座ってお酒を飲むことをしていませんでした。

落ち着けるお店をとも思いましたが、あえて賑やかな神谷バーに飛び込みました。

ここは、相席が基本です。

ちょうど空いていたテーブルの端に席をとり、デンキブランとビールの中ジョッキを注文しました。

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この店でデンキブランを注文するとチェイサーとしてコップ一杯の水が出されますが、生ビールをチェイサーにするのが通とされています。

実際、その方がデンキブランを楽しむ事が出来ます。

店内のポスターには、次のキャッチがありました。

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生ビールと電気ブラン
相乗効果。
こに二つは相乗効果。
交互に飲めば、旨さ広がる。
達人たちをうならせる。
神谷バーの粋な飲み方、お試しあれ。
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最初は私ひとりだったテーブルも、前にはカップルが座り、隣には60年ぶりに再会したという6人組が陣取りました。

どのテーブルも満席で、隣どうしの声も聞こえにくいくらい賑やかな店内で、デンキブランをお代わりして、しばらくひとりの時間を楽しんでからお店を出ました。

このまま電車に乗るのももったいない気分。

 田原町駅まで歩く事にしました。

歩きながら、ふとHUBを思い出しました。

浅草のHUBは、ほぼ毎日ジャズライブをやっています。

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時刻は21時を過ぎていましたが、最終回には間に合ったので、思い切ってお店に入りました。

「ひとりですが」とお店の人に伝えると「相席なら大丈夫だと思います」と言う事なので、相席になるお客さんの了解を得て、テーブルにつきました。

今日の出演は、「下田卓とカンサスシティバンド」

偶然ですがこの店でこのバンドを聴くのは3回目。

初めて聴いた時には、CDを買ったくらい気にいったバンドだったのでラッキーででした。

ジントニックを片手に楽しいトークとノリの良さの中にも人情味に溢れたちょっとユニークなジャズを楽しみました。

ここは常連客が多く、ノリのいいナンバーになると、異なる席の男女がテーブルの間で踊り出したりします。

お店にいたのは1時間ほどでしたが、なかなか充実した時間でした。

これで家に帰れれば申し分無いのですが、そう出来ないのが小さな会社の社長の辛いところ。

オフィスに戻って1時間ほど仕事をしてから家に帰りました。