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ステファヌ・ドヌーヴ指揮 

シュトゥットガルト放送交響楽団 

15分19秒
録音:2012年12月

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ステファヌ・ドヌーヴは、1971年生まれ のフランス人指揮者。

 

ホールトーンが美しく、良く響くフルートの柔らかい音は、その後の展開を期待させてくれます。

 

小太鼓は正面奥から聴こえます。


丁寧に演奏される管楽器のソロはそれぞれが個性を出していて、耳を傾けさせる丁寧な演奏です。


ソロが終わると、音量を上げるコントラバスの豊かな響の存在感もなかなかです。


チェレスタの部分のバランスも見事。


トロンボーンのソロは、ライブを聴いているような面白さがあります。


トロンボーンが終わると管楽器群がグイッと音量を上げ、ティンパ二の3拍目の音もティンパ二らしい音でステージ奥から存在感を出してきます。


トゥッティになってからは、目立って欲しいリズム楽器群がしっかり目立ち、全体的に立体的なサウンドでじっくり聴くと楽しませてくれます。

 

録音も含め、良いコンサートに来ているような気分で楽しめる演奏です。

 

同じアルバムの1曲に入っている「ラ・ヴァルス」や「クープランの墓」も色彩感があり、シュトゥットガルト放送交響楽団と録音している他のラベルのシリーズはどれも期待できそうです。

 

ドヌーヴは、他の演奏を聴いてみたくなる個性がある指揮者であると感じました。