東京医科歯科大学から東大病院に運ばれたのが午前1時くらい。
日付は変わり、9月3日になりました。
再び血液検査、レントゲン検査、心電図、超音波検査などが始まりました。
痛みはだいぶ落ち着いていましたが、気持ちが悪く吐きそうで吐かない感じ。
一通りの検査が終わって、眠りに着いたのは、午前3時くらい。
点滴のせいか、トイレが近くなり、1時間毎に目が覚め、起床時間の6時を迎えました。
とにかく、ねむい。
しばらくすると医師が来て状況と今後について説明してくれました。
血液中のビリルビンの値が高く黄疸も見られるとのこと。
ビリルビンは胆汁として排出されるのですが、それがうまくいっていないということですね。
肝臓から出た管と胆嚢から出た管が合流した総胆管に結石がつまり、それが原因で胆汁の流れが確保出来ず炎症を起こしているようです。
状況を考えて、今日のうちに胆管にステントを通して胆汁を十二指腸に落とす流れを確保して、炎症が治るのを待ってから石を取る手術をするということになりました。
2回も手術をするなんて!
石だから落ちてしまえばそれまでと、ちょっと気楽に考えていたのですが、胆石の場合はそうはいかないようです。
雑菌の多い十二指腸から総胆管に菌が入らない様に総胆管の出口は小さく、簡単にポロリとはいかないのでした。
膵臓からの出口と共通なので、場合によっては膵臓炎を併発したり敗血症を起こして命を落とすケースもあるため、まずは炎症を抑える必要があるのです。
これは、退院できるまで時間がかかりそうです。
という事で、その日の午後に手術をする事になりました。