お茶の水の駅を出ると、東京医科歯科大学と順天堂大学病院が並んでいます。

お茶の水は同じ日に来たばかりでした。

東京医科歯科大学の救急室に運ばれると、そこは活気で溢れていました。

空いていたベッドに横になると、すかさず問診、心電図や血液検査が始まり、さらにレントゲンやCT検査も行なわれました。

その流れの素早さは、ドラマの場面のようです。

最初の痛み止めの点滴が効かないことを告げると、直ぐに違う点滴が始まりました。

痛みが少しだけ治ったころに医者がきてこう言いました。

「総胆管結石ですね」

石!がーん!

数年前に尿管結石をやって、ひどい目にあっていて、それを思い出しました。

だから麻酔が効きにくいんだ。

「内視鏡手術がいいけれど、ここでは土日に出来ないんです。別の病院を探しますか?」

少しでも早い治療が良いようです。

「お願いします」と答えると、医師は他の病院に電話を始めました。

「見つかりました。東大病院です」

やった。ここから近いし安心出来そうな病院です。

手配された救急車に乗って、東大病院に移動しました。

病院間の連携は、素晴らしいです。