今年は東京文化会館のモーニングコンサートのチケットを何枚か買っています。

 

東京文化会館が主催の東京音楽コンクールに入賞した演奏家のコンサートで、1時間という時間もあってか、500円という格安の料金です。

 

今日はそのシリーズの番外編の「納涼スペシャル ピアノ&マリンバ」というプログラムを聴いてきました。

 

 

モーニングコンサートシリーズの番外編で、夜19時からのスタートです。

 

ピアノは冨永愛子さん、マリンバは岩見玲奈さん。

 

1曲目のピーター・タナー作曲のマリンバ・ソナタが響いたとたん、取り肌が立ちました。

 

なんとインパクトがある音なのか!

 

マリンバの音の強弱=ダイナミックレンジは素晴らしく、ホールに響き渡る強打も柔らかさが伴うので、まったく刺激はありません。

 

木でできた楽器の良さですね。

 

演奏している様子やトークはひとつのショウとしては完璧で、特に演奏振りは躍動感や静けさとアクションがぴたりとマッチしていました。

 

マリンバは、同時に叩ける音は4つまでということもあるのか、響きがすっきりとしています。

 

中盤で冨永愛子さんのソロで、ラフマニノフの編曲でクライスラーの「愛の悲しみ」と「愛の喜び」が演奏されましたが、さすがにラフマニノフの編曲だけあって、技巧満載でこれも楽しめました。

 

終始感動の連続で、会場からも曲が終わるたびに、ブラボーの声が沸きました。

 

これが500円とはちょっと信じられないクオリティの高さです。