写真は、20P-W09という型番のナショナルのスピーカーユニットです。8P-W1という名前の方がしっくりくる人もいるでしょう。
真ん中のイコライザー球が特長で、ゲンコツという愛称で人気がありました。
小学生の頃から家にあり、弟が保管していたものを持ってきました。
いろいろとシステムをいじくりまわして、最後にはフルレンジに戻るという事は、昔は良く言われましたが、今はどうなんでしょう。
スピーカーシステムは自作が多かった時代とは違うので、死語かもしれません。
システムがゴテゴテと重量級になってくると一度身軽になりたくなるのは分かるような気がします。
とりあえず、ボックス無しで鳴らしてみました。
スピーカーの裏と表の逆位相を遮るものはないので、当然低音は出ません。
それでも、ユニットの素性はわかります。
驚くほどスピード感があり、エネルギッシュな音にびっくりしました。
繊細さは少ないのですが、1950年位の録音には向いていそうです。
いっその事、1本だけ使ってモノラル専用にしても面白そうです。