その日は、午前中に飯田橋で1件の打合せをして、午後は錦糸町で打合せをしたあと、神田で打合せと、ちょっとハードな1日でした。

 

神田から御茶ノ水までは一駅。

 

久しぶりに「ピン」を覗いてみよう。

 

ある時期、ピンには頻繁に通っていたのですが、このところ顔を出していませんでした。

 

・・・というのは正確ではなくて、御茶ノ水に行くたびにピンを覗くのですが、いつも満員で入れなかったのでした。

 

「お客さんがたくさん来てくれるかどうか毎日不安で」とお店の方が話していたのは遠い昔のこと。

 

お気に入りのお店が繁盛しているのを見るのはうれしいものです。

 

おそるおそる戸を開けると、カウンタのいい席が空いている!

 

そこに案内されて、とりあえずハイボールを注文。

 

ここのハイボールの旨さは特別で、どうして他とこんなに違う味になるのかと、いつも不思議になります。

 

メニューのお刺身のコーナーをチックして、三点盛り(830円)を注文。

 

830円は、ピンでは一番高いくらいの値段です。

 

それでも、お刺身は外れたことがないので、この日も注文してみました。

 

出てきたのは、マグロ、鯖、生蛸の3点盛りです。

 

 

ぷりぷりとした蛸が絶品。

 

さーて、次は何にしよう。

 

ここのチーフは、昔、イタリアンをやっていようで、メニューにはそんな料理が必ずあります。

 

実は、これが大当たりなことが多いのですが、なぜか周りで食べている人は見当たりません。

 

悩んだ末に、「牛ほほ肉の赤ワイン煮」を注文。

 

出てきたのがこれ。

 

 

大きさがわかりにくいかもしれませんが、大人の拳骨よりちょっと小さいくらい、と書くと大きさが想像できるかもしれません。

 

二人でシェアしてちょうどいいくらいの量です。

 

値段は580円。お

 

トロトロにほぐれる肉には、赤ワインが欲しくなります。

 

メニューに赤ワインはあるのですが、まだ2杯目のハイボールがたっぷり残っていたので、ここはがまん。

 

私のところに料理が出てきて、すぐに隣のカップルが「牛ほほ肉の・・・」と、注文しました。

 

ははー、私のを見て注文したな、と思ったので、

 

「これ、すごいボリュームですよね」

 

と話しかけると、

 

「あまりにも美味しそうだったので、食べてみようと思って」

 

ほかにもオマール海老を使った料理とか、カクテルグラスを器にした料理などもメニューに有りました。

 

そんなメニューを見かけたら、でひ注文してみてください。

 

料理名から想像されるものを越えた一品が目の前に出てくるはずです。

 

しかし、ここは立ち呑み店なんだよなあ。

 

どうしてこんなに美味しいの、と毎回うなるハイボール2杯と料理2品で2080円。

 

千ベロではないですが、そのクオリティには納得です。