CDプレーヤーは、英国のnaim audio製のCD5iという機種を使っています。
英国のオーディオ製品は、「音楽」を気軽に楽しむためのオーディオ装置という印象があります。
そのせいか、アメリカや日本のように如何にも物量を投入しました、という重量感のある製品よりも、リビングに置いてあっても主張しないデザインのものが目立ちます。
日本の製品の多くはメカっぽく、かつメーカー間のデザイン的な違いも少ない上に、趣味性も少なく、なかなか購入意欲が湧きません。
物量を投入していても、マッキントッシュの黒にブルーのメーターが並んだシリーズは、個性的であるし、大きくはあっても、インテリアの一つとしての役割を果たしてくれますが、日本のメジャーブランドにはそういう製品はあまり見られません。
CD5iの一番の特徴は、CDトレイの構造にあります。
トレイのノブを持って引き出すと、弧を描くようにトレイが出てきます。
ここにCDを載せる、フロントローディング方式です。
引き出されたトレイ部は、サスペンションによって、振動が制御されています。
CDの固定は、強力なマグネット式のクランプによって行います。
Aura Noteと同じしくみですね。
フロントパネルには、トラック番号表示のインジケータのほかに、play、pause,prev,nextのボタンと緑色に輝くnaimのロゴが並んでいます。
リモコンは早い段階で壊れてしまいました。
びっくりするくらい使いにくいリモコンだったので、使うことも少なかったのですが、どこかで動作するものを見つけておきたいとは思います。
刺激音がない温かみのある再生音は、コンデンサースピーカーのマーチンローガンとの相性が良くて、ユニゾンリサーチのunico secondと組み合わせでは、幸せな気分で音楽を楽しめます。
CDプレーヤーとしては十分に満足していますが、QUADや、ユニゾンリサーチのプレーヤーは、一度は使ってみたい気もしています。
特に、中古で買ったQUADのCDプレーヤーは、1週間だけ使って故障したので返品しましたが、忘れられないくらい音楽的な音でした。
とは言っても現状の、マーチンローガン+ユニコ2+CD5iの組合せは、なかなか気に入っています。