2月5日
池袋の東京芸術劇場で行われた読響のコンサートに行ってきました。
読響のメトロポリタン・シリーズは年会会員になっていて、1~2ヶ月に1回のペースでコンサートがあります。
今回は、仕事のスケジュールが複雑に入り組んでいたため、あやうく忘れるところでした。
プログラムは次の通り。
第1部
音色、空間、運動(デュティユー作曲)
ピアノ協奏曲第1番(ベートヴェン作曲)
アンコール
ピアノ・ソナタ第8番「悲壮」より第2楽章(ベートーヴェン作曲)
第2部
交響曲第6番「田園」(ベートヴェン作曲)
デュティユーの曲を、生演奏で聴くのは初めてです。
デュティユーは、1916年に生まれ、2013年に亡くなったフランスの作曲家です。
現代音楽に属する曲を書いたわけですが、響きの美しい曲を残しています。
「音色、空間、運動」は、ゴッホの絵画「星月夜」にインスピレーションを得たそうです。
会場で渡されたプログラムには、モノクロですが「星月夜」が載っていました。
「音色、空間、運動」の演奏を聴きながら、自分だったら音楽に合わせながら、「星月夜」の絵のどの部分をクローズアップさせつようなカメラ撮りをするだろうと考えていたら、けっこう楽しめました。
カンブルラン氏は、しばしば現代音楽と古典を組み合わせたプログラムを用意すしてくれるので、普段聴きなれない現代音楽にも目を開かせてくれます。
辻井氏のベートーヴェンは、いろいろな意味で楽しめました。
協奏曲系はどちらかというと苦手なのですが、カンブルラン氏の指揮が、ピアノと競奏しながらも、たくみに伴奏パートにまわってピアノを盛り立てる様子が、音や指揮ぶりからつたわる、スリリングな演奏でした。
3楽章は、ノリがよく、まるでダンスをしているようでした。
これに対して読響も応えていましたが、もっとノリの良い演奏ができるように思います。
辻井氏は、第1楽章のカデンツァが素晴らしく、まるで協奏曲からピアノ・ソナタに移行したかのようでした。
こういう演奏に出くわすと、ソロ・コンサートにも行ってみたくなります。
それにしても、3楽章はかっこいい。
ベートーヴェンの同時代の聴衆は、先端を行く曲に興奮したのではないかと思います。
辻井氏のアンコールは、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第8番「悲壮」より第2楽章でした。
第2部は、超有名曲である、ベートーヴェンの「田園」です。
これは、名曲ですね。
のどかな田園風景が一変して雷雨になり、しだいに雨がやみ、光がさして再び穏やかな田園風景に戻る様子が見事に音として描写され、はいおしまい、という音形で曲が終わります。
作曲後、数世紀たっても多くの人に愛され、今後も何世紀も残る曲であると思います。
カンブルラン氏の指揮は、やや早めですが、とにかく音にふくらみを持たせようよいう指揮振りでしたぶりでした。
いつも感じるのですが、読響はこういうところで、もうひとつ上のステージに上がってほしいと思ってしまいます。
もうひとつ、いつも感じること。
ティンパニの、岡田全弘氏の演奏には、いつも痺れます。
ティンパニのことは良くわからないのですが、非常にキレを感じ、いつもスカッとした気持ちになります。
あんな音を、オーディオで再現したいものです。
今回のコンサートは、1部が終わった時点で80分を過ぎ、終演は21:20と長いコンサートでした。
プログラムを見ると、デュティユーの曲は15分になっていましたが、25分の間違いではなかったでしょうか。
会場には複数台のテレビカメラがありました。
この日の様子は、テレビで放映されるようです。
池袋の東京芸術劇場で行われた読響のコンサートに行ってきました。
読響のメトロポリタン・シリーズは年会会員になっていて、1~2ヶ月に1回のペースでコンサートがあります。
今回は、仕事のスケジュールが複雑に入り組んでいたため、あやうく忘れるところでした。
プログラムは次の通り。
第1部
音色、空間、運動(デュティユー作曲)
ピアノ協奏曲第1番(ベートヴェン作曲)
アンコール
ピアノ・ソナタ第8番「悲壮」より第2楽章(ベートーヴェン作曲)
第2部
交響曲第6番「田園」(ベートヴェン作曲)
デュティユーの曲を、生演奏で聴くのは初めてです。
デュティユーは、1916年に生まれ、2013年に亡くなったフランスの作曲家です。
現代音楽に属する曲を書いたわけですが、響きの美しい曲を残しています。
「音色、空間、運動」は、ゴッホの絵画「星月夜」にインスピレーションを得たそうです。
会場で渡されたプログラムには、モノクロですが「星月夜」が載っていました。
「音色、空間、運動」の演奏を聴きながら、自分だったら音楽に合わせながら、「星月夜」の絵のどの部分をクローズアップさせつようなカメラ撮りをするだろうと考えていたら、けっこう楽しめました。
カンブルラン氏は、しばしば現代音楽と古典を組み合わせたプログラムを用意すしてくれるので、普段聴きなれない現代音楽にも目を開かせてくれます。
辻井氏のベートーヴェンは、いろいろな意味で楽しめました。
協奏曲系はどちらかというと苦手なのですが、カンブルラン氏の指揮が、ピアノと競奏しながらも、たくみに伴奏パートにまわってピアノを盛り立てる様子が、音や指揮ぶりからつたわる、スリリングな演奏でした。
3楽章は、ノリがよく、まるでダンスをしているようでした。
これに対して読響も応えていましたが、もっとノリの良い演奏ができるように思います。
辻井氏は、第1楽章のカデンツァが素晴らしく、まるで協奏曲からピアノ・ソナタに移行したかのようでした。
こういう演奏に出くわすと、ソロ・コンサートにも行ってみたくなります。
それにしても、3楽章はかっこいい。
ベートーヴェンの同時代の聴衆は、先端を行く曲に興奮したのではないかと思います。
辻井氏のアンコールは、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第8番「悲壮」より第2楽章でした。
第2部は、超有名曲である、ベートーヴェンの「田園」です。
これは、名曲ですね。
のどかな田園風景が一変して雷雨になり、しだいに雨がやみ、光がさして再び穏やかな田園風景に戻る様子が見事に音として描写され、はいおしまい、という音形で曲が終わります。
作曲後、数世紀たっても多くの人に愛され、今後も何世紀も残る曲であると思います。
カンブルラン氏の指揮は、やや早めですが、とにかく音にふくらみを持たせようよいう指揮振りでしたぶりでした。
いつも感じるのですが、読響はこういうところで、もうひとつ上のステージに上がってほしいと思ってしまいます。
もうひとつ、いつも感じること。
ティンパニの、岡田全弘氏の演奏には、いつも痺れます。
ティンパニのことは良くわからないのですが、非常にキレを感じ、いつもスカッとした気持ちになります。
あんな音を、オーディオで再現したいものです。
今回のコンサートは、1部が終わった時点で80分を過ぎ、終演は21:20と長いコンサートでした。
プログラムを見ると、デュティユーの曲は15分になっていましたが、25分の間違いではなかったでしょうか。
会場には複数台のテレビカメラがありました。
この日の様子は、テレビで放映されるようです。