雲の合間に月がきれいに見えていたので望遠鏡を取り出して月を眺めてみました。
満月からかけ始めて下弦モードに入っているので、欠けている部分にはクレーターが良く見えました。
天体観測が趣味の人には当たり前のことですが、満月の時は、クレーターの観測には向きません。
太陽の光によって、クレーターのふち(クレーターリム)による影ができないからです。
かけている部分に近い所は、太陽の光によって影ができます。
小さなクレーターは、きれいなお椀型に見えます。
大きなクレーターになると、底の部分が平らになっていることがわかり、中央にポツンと丘があることもわかります。
隕石の衝突が近かったのか、クレーターリムが重なっているクレーターも見られます。
複雑に連なった山脈状の地形も観測できます。
月の地形を見ていると、飽きることはありません。
そんなことはあるはずがないのですが、月面で何かが動かないかな、なんて期待もしてしまいます。
じっくりと望遠鏡をのぞいていると、月の表面を巨大な影が横切りました。
飛行機の影でした。
浦賀のマンションからは、羽田に向かう飛行機がよく見えます。
その1機が偶然に月の表面を通過したのでした。
望遠鏡にビデオカメラをつけておけば決定的な瞬間がとれたのに。
残念!
もしかして、iPhoneでも月の写真が撮れる?
早速iPhoneカメラモードにして、レンズ部分を望遠鏡の接眼鏡に押し付け、シャッターを切りました。
固定していないのでiPhoneも望遠鏡も動くし、接眼鏡に対してiPhoneを平行に保つのも難しく、アバウトな撮影でしたが、下の写真のように撮れました。
こういう撮影方法を、コリメート撮影といいます。
デジカメを接眼鏡に押し付けてシャッターを切るというお手軽な方法で、カメラを望遠鏡に固定するアダプタも売っています。
次はちゃんとカメラを固定して撮ってみよう。
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