富士山が世界遺産に登録されてから、富士山をモチーフにしたグラスや酒器が増えたようです。
酒器に興味があるので、そんな酒器をみかけると手に取っては見るのですが、すぐに棚に戻してしまいます。
いかにも富士山をモチーフにしたのだということがわかってしまうのは、ひねりがなくて面白くありません。
そんな富士山モチーフのシリーズで、ちょっと面白いビアグラスをみつけました。
スガハラ工芸が作った「富士山グラス」という商品です。
デザインは鈴木啓太という方で、東京ミッドタウンのデザインコンペで審査員特別賞を受賞したようです。
下が広く、上に行くほど狭くなっています。
ここにビールを注ぐと、泡の部分が雪のように見える富士山が登場します。
泡の量によって、富士山の表情が変わります。
欠点は、不用意に持つと、手から落ちやすい形であるということでしょうか。
そもそも、こういうグラスでビールを飲むのは特別に意識した時間を過ごそうということですから、日常で使うグラスと同列に置いて評価するのも変で、欠点という言い方はおかしいかもしれません。
この日は、ブラック系のビールを注いでみました。
赤っぽいビールを注げば、赤富士みたいになりそうです。