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シャルル・ミュンシュ指揮 パリ管弦楽団 17分03秒
録音:1968年
EMI
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出だしの音も小さく、録音の差かもしれませんが、ずいぶんと印象が違って丁寧で大人しい印象で始まります。
最初は遅いテンポですが、トローンボーンのソロが終わったあたりから徐々にスピードアップします。311小節あたりからのテンポアップは目ざましく、一気に盛り上げます。ミュンシュここにあり、という感じです。
ところで、169回も同じリズムをたたき続ける小太鼓はミスしないんだろかと思っていたら、やってくれました。11分27秒前後で、小太鼓の前半と後半のパターンが入れ替わってしまうのです。このミスにどれだけの団員が気づき、どんな反応を示したのでしょうか。残念ながら、録音からは聞き取れませんでした。
それにしても、こういうミスをそのまま残すというのは時代でしょうか。あるいは、ミスはあっても、トータルの音楽的完成度を優先してスルー?