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ミシェル・プラッソン指揮
トゥールズ・カピトール国立管弦楽団 14分34秒
録音:1986年7月
TOCE-13111
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ミシェル・プラッソンは1933年にパリの音楽一家に生まれた生粋のパリっ子です。日本にも何度か来ていて、フランス音楽の演奏には定評があります。トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団はフランスのオーケストラですから、まさに本場ものの「ボレロ」といえます。
小太鼓がリズムを刻み始めると、適度なホールトーンが含まれている録音であることがわかります。
プラッソンの演奏を聴くと、15分台が「ボレロ」のジャストテンポと思わせる心地よさがあります。トゥッティになってからは、全員がノリにのっているのがわかり、笑顔で演奏している楽団員もいそうな雰囲気です。アシュケナージ+NHK交響楽団の演奏とは真逆なタイプの「ボレロ」です。
最後の大音響からの総崩れもなかなかの迫力です。
このアルバムには続けて「亡き王女のパバーヌ」も入っていて、続けて聴くと、「いいコンサートに来ている」雰囲気が味わえます。