菊水酒造が開催した、12月6日の「燗酒」、13日の「大吟醸」のセミナーに参加して、すっかり「菊水」のファンになってしまいました。


お酒の旨さはもちろんなのですが、「菊水」に関わる方たちの日本酒にかける情熱と、それを多くの人に知ってもらいたいという(腰の低い)活動に好感が持てるのです。


「菊水」は使っている酒米「菊水」からきています。


酒米「菊水」は、代表的酒米である「雄町」を一方の親として誕生し、「菊水」からは、名酒米「五百万石」が生まれています。


「雄町」については、いい日本酒との出会いが無くて、その個性の強さもあって、私にとっては苦手なお米なのですが、「雄町」からは「山田錦」も生まれているので、いつかは旨い「雄町」を使った日本酒に出会いたいものだと思っています。


ところで、「五百万石」を生んだ「菊水」ですが、それ自体は害虫に弱く、いつしか姿を消してしまいました。


その酒米「菊水」を復活させて、そのお米で日本酒「菊水」を造りたいという菊水酒造の思いから、やっと探し当てた25粒の種籾から復活させたという経緯があったようです。



一握りのお米から復活させた復活米は他にもあり、それらは「雄町」「山田錦」「五百万石」「美山錦」という4強以外の酒米として日本酒の楽しみに広がりを持たせてくれています。


肝心の日本酒「菊水」ですが、もちろん日本酒の区分にしたがってバリエーションがあります。



20141215_01




普通は蔵元でしか飲めない原酒「ふなぐち」を、アルミ缶に詰めたシリーズは、どれも、香りや味わいがありながら強い癖はなく、これが普段使いの日本酒として長く飲み続けられ秘訣ではないかと思います。


ちなみに、菊水酒造が使っている酒米は「菊水」だけではありません。


全国新酒鑑評会に出品た「節五郎」では、「山田錦」「菊水」「越端麗」「五百万石」を使っていますし、純米大吟醸の「蔵光」では、なんと酒米ではなく魚沼産の「こしひかり」を使っています。


12月14日に参加した大吟醸の日本酒セミナーでは、それらの大吟醸も味わうことができ、「蔵光」の旨さに驚き、ますます「菊水」のファンになってしまいました。




20141215_02

ブログランキングに参加しています。

にほんブログ村 ベンチャーブログ ベンチャー社長へ
にほんブログ村 応援よろしくお願いします