CDも、ある程度の枚数になってくると、並べ方を考えないと、聴きたいCDが簡単に取り出せなくなります。


CDをHDに取り込んで管理すれば検索やジャンル分けは自在になるので、あまり悩むことはないのですが、実物を並べる場合にはよく考える必要があります。


CDの並べ方は、いくつかの方法があり、ちょっと考えても次の方法が考えられます。


1)音楽ジャンル別

 交響曲、管弦楽曲、協奏曲、室内楽曲、ピアノ独奏曲、・・・


2)作曲家別

 作曲家の名前に従ってアルファベット順または50音順に並べる


3)レーベル別

 CDのレーベル別に並べる


だいたい1)か2)でしょうか。


長年出入りしているショップがCDの並べ方を変えてしまうと、慣れるまではCD探しが大変ですす。


ディスク・ユニオンという店によく行きますが、新宿店とお茶の水店では、違う並べ方をしています。


・新宿・・・1)で分けた上で、さらに2)で並べている。(50音順)


・お茶の水店・・・2)で分けた上で(アルファベット順)、さらに1)で分けている


新宿店の音楽ジャンル別の並べ方は、好きなジャンルがある程度決まっていればとても探しやすいのですが、ある作曲家に注目していろいろ聴いてみたいときには、棚を動き回らなければならないのでちょっとやっかいです。


お茶の水店の作曲家別の並べ方は、作曲家に注目した時に幅広いジャンルの曲が目の前に並ぶので、しばしば発見があります。


ただ、ギターのように、複数の作曲家が1枚のアルバムに収めてあるようなケースでは戸惑うので、器楽曲については楽器ごとに分けてあります。また、少し古い演奏家は、演奏家別の棚が用意してあったり、古楽やルネッサンス期、バロック期の音楽は、やはり別の棚になっています。


私の場合はどうかというと、CDは主に3つの場所に置いてあって、それぞれの場所で、並べ方を変えてあります。


枚数がどれほどになっているのかはわからないのですが、おそらくそれぞれの場所に1000枚~1500枚くらいはあると思います。


オフィスでは、棚の1段目には、生涯聴くであろう愛聴盤を並べてあります。


そういうCDは、そんなにたくさんはありません。


数えてみたら、30枚もありませんでした。


2段目からは1)の音楽ジャンル別で並べてあります。


新しく手に入れたCDは、まずオフィスに持っていき、ある程度聴くと、HDに取り込んでから、浦賀のマンションに持っていきます。


浦賀のマンションでは、つい最近まで3)の方法で並べていました。


購入してある程度聴きこんだものを持ってくるので、どちらかというとコレクション置き場みたいになっているため、レーベルで分けておくと、どのくらい手元にあるのかが分かりやすいのです。


また、ここでは、オーディオ的に音楽を聴くことが多く、その場合も、音質に特長のあるレーベル別に分けておくことは意味があります。


自宅では、あまり置き場所がないため、枚数を稼げるBOXものと、ちょっと古い録音のCDが置いてあります。


古い録音のCDは、オーディオ的には楽しみにくく、そういう録音のものを聴くというのは、昔の演奏家の強い個性を聴きたいことが多いので、バックグラウンド的に音楽を流しておくオフィスも向いていません。


結局は、自分の目的に合わせて、扱いやすいように並べる、ということになってしまいますが、それでも、ある考えで並べておくということは必要です。


ちょっと時間があったので、浦賀のCDラックの並べ替えをしてみました。


CDラックの前に立って、何を聴こうかと悩むとき、なにか発見があればいいなと思ったからです。


考えた末、作曲家を生まれた年別に並べることにしました。


棚が音楽史のようになっているわけです。


この作業は、思ったより大変でした。


作曲家の生まれた順については、おおよそはわかっていたつもりだったのですが、大きく勘違いしていた作曲家がたくさんあったのです。


たとえば、バレエ音楽「ジゼル」を作曲したアダンは、メンデルスゾーンより前に生まれていたとは思っていませんでした。


作曲家を年代別に分けること自体、音楽史の振り返りになりますし、ある時代の幅で、どんな傾向の音楽が生まれたのかと考えることもなかなか面白いものです。


フォーレとマーラーにアルベニスが挟まれているのを見ると、ちょっと奇妙な感じがします。


クラシック音楽の楽しみの醍醐味である、同じ曲の聴き比べにも不都合はありません。


なかなかいい並べ方ができたなと思ったのですが、お店には向かないかもしれません。


すべての作曲家の生まれた年を覚えておくなんてことは難しそうですから。


しばらくは、この並べ方で試してみようかと思います。




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