平塚の博物館に行くと、富士山をテーマにした特設コーナーの隅に、山の模型が展示されていました。
富士山より、ちょっとずんぐりとした姿をしています。
解説を読むと、それは火星の「オリンポス山」の模型でした。
高さは25,000mで、裾野の直径は約550㎞という、とんでもない大きさです。
模型は、高さ方向を強調したスケールになっているので、実際にはもっと低いペタッとした見かけになるはずですが、そうだとしても、東京~大阪の間にそびえたつ、高さが25㎞もある山、ということですから、目の当たりにしたときの光景は想像を超えているでしょう。
もっとも火星には水がないので、たとえば日本海溝は8,020mの深さですから、地球も水がなければ、富士山は12,000mくらいの標高になり、もっと深いマイアナ海溝(10,924m)からの高さでかんがえれば、もっと高い山ということになります。
それでも、オリンポス山はその2倍くらいの高さです。
何よりすごいのが、その高さでありながら、富士山型であるということです。
東京湾越しに見える房総半島を眺めながら、もしそこにオリンポス山が見えたらと想像してみたのですが、房総半島位のスケールでは、富士山型に見えそうもなく、太平洋を眺めながら想像するしかなさそうです。
それでも、高さは成層圏に突入し、さらに上にあるオゾン層まで到達してしまうわけですから、やっぱり想像するのは無理かもしれません。
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