9月14日(日)に開催された「ツール・ド・日光」の山岳チャレンジ日光コースに参加して、なんとか完走してきました。
一緒に行ったのは、ここ数年大会参加をご一緒しているMさんとKさん。
走行距離は約100㎞で、トータルで1400m以上を上ります。
前泊した宿を午前6時過ぎに出発して、第1駐車場に向かいました。
この駐車場はスタート会場からちょっと離れていて、行きはなだらかな下りで爽快ですが、帰りは100㎞走ったあとの上りなので、かなり堪えます。
駐車場に車を停めて、自転車を下すと、なにかおかしい。。。
なんと、後輪がパンクしているではありませんか。
前日に足慣らしということで50㎞ほど走った時に、やってしまったようです。
いやな前兆です。
急いで修理して会場に駆けつけたときには、もう先頭はスタートしていました。
20人くらいが2分おきにスタートするので、まだまだスタート地点には参加者が並んでいたので、その最後尾に並びました。
スタートして少し走ると、杉並木の中を走る岩畳コースがあらわれます。
ところどころ土の道があらわれ、ぬかるんでいる所や、砂が浮いているところもある上に、下りなのでとても神経を使います。
この道はしばらく続きます。
その道を抜け、下森友という交差点を左折した時、なんともいやな感触が後輪から伝わってきました。
なんと。。。
空気が少し抜けているではありませんか!
空気を入れると、一応7気圧程度は入り、すぐに空気が抜けるわけではなかったので、Kさんに後ろを走っていただき、スタートから約22㎞地点にある、第1エイド「かたくりの湯」にたどり着きました。
タイヤを見ると、やっぱり空気が抜け始めています。
後輪を外してチューブを見ると、ピンホール状の穴がみつかりました。
タイヤには何か刺さっている様子もないし、新しいチューブなので、欠陥品だったようです。
チューブを買っても、一度空気を入れて様子を見たほうがよさそうです。
一応パンクは修理したのですが、Kさんの勧めでKさんが持っていたチューブに交換させて頂きました。
Kさん、ありがとう!
パンク大王が舞い降りたのか、とちょっと気落ちしながら約38㎞地点にある、第2エイド「鬼怒川公園野外ステージ」にたどり着きました。
ここで用意されていた、炊き込みご飯をゆばで包んだ「ゆばむすび」はとても美味しく、ゆばの食べ方の参考になりました。
ここから五十里湖をまわり、第3エイドの「そば処ひなた」に向かう道はなかなか絶景で、自転車をやっていてよかった、と思わせるコースでした。
紅葉シーズンにくれば、最高でしょう。
「そば処ひなた」は、スタートから65㎞地点にあります。
ここで用意されていた蕎麦は、ゆでたてで、冷たく冷やしてあって美味しく、元気をチャージできました。
ここから本格的な山岳コースが始まります。
次のエイドの「大笹牧場」までは、約11㎞。
この上りはきつくて、10%~14%の区間が何か所もありました。
ここまで、フロントギアはインナーを使わないで来たのですが、14%の坂に続く左カーブのところで、思わずインナーに落としてしまいました。
残念!
途中でバイクの集団に何度も追い越されながら、なんとか大笹牧場にたどり着きました。
ここまできたら、もうすぐだろうと思っていたら、大間違い。
大笹牧場から続く見晴らしのいい高原道路をかなり上らされます。
ここは見かけとは違い、10%前後の上りがずっと続き、気持ちが折れそうになりました。
それでも六方大橋を渡ると峠も終わりです。
下を見渡せる絶景ポイントに立つと、こんな高いところまで上ってきたのかと、ちょっと感動しました。
ここから霧降大橋までの12㎞は15人程度でまとまって走るグループ走行になります。
最高でも時速30㎞を越えないようにセーブされながらの下りです。
このくらいのスピードだと、ひらすらブレーキをかけ続けることになります。
コーナーに入る前に減速して、再び直線で加速して、のような走りとは違うので、非常に疲れました。
3㎞ごとに休憩ポイントがあり、3回の休憩を入れましたが、下りの楽しさはまったく味わえず、最後は車の渋滞の脇をすり抜けて、霧降大橋にたどり着きました。
今回乗ったバイクは、ころがり性能が良く、すぐに前に追いつき、意識はしていたものの、ヒヤッとする場面が何度かありました。
大会を安全に終わられるための配慮だと思いますが、私としては、普段の下りより怖い体験でした。
霧降大橋を渡り、左折すると、ゴール地点までは、平地+なだらかな下りになります。
緊張が続いた下りから解放され、気持ちよく走行できるはずというイメージだったのですが、時速30㎞を越えない下りでは、脚を回すことがなかったせいか、冷えも手伝って、ひざの関節と脚全体に、急激に疲労を感じました。
そして、ゴール!
5月に参加した「軽井沢グランフォンド」と比べれば、コースの難易度的には半分くらいだろうと思っていましたが、大間違いでした。
山岳コースの名前の通り、なかなか堪えるコースでした。
この大会には、距離は約96㎞とわずかに短くなりますが、大笹牧場に向かわずに、五十里湖で折り返す、「ファンライド山岳日光」というカテゴリもあって、こちらは自転車の良さを満喫できる素晴らしいコースではないかと思います。
次に参加するとすれば、こちらでしょうか。
実際、このコースに参加している人の中に、かなりの人数の走り屋さんがいたので、その方たちは、あえて気持ちのいいコースを選んだのだろうな、と思います。
一度だけ「チェレンジ山岳日光コース」を経験しておけば、それもyさそうです。
大会には出ないで、紅葉シーズンに「ファンライド山岳日光コース」を走るのもいいかもしれませんね。
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