4月から、ある高等学校に依頼されて物理と生物の映像教材を作っています。
もともと、科学分野が好きなので、その日の収録内容に合せて、面白そうなことを調べたり、本を買って読んだりします。
実に興味深い内容が多く、つい収録内容に関係ないところまで先生と話し込んだりすることもしばしばです。
こういう面白さを、高校生時代や中学生時代に知ることができたら、きっと科学者になっただろうなと思います。
今日は生物。
テーマは、血液でした。
毛細血管まで含めて人体の血管を1本にすると、その長さは約10万キロメートル(地球2周半分)ということはよく知られていますが、その長い管に血液を送り出す心臓のパワーには驚きます。
調べてみると、血液は体内を1周するのにたった20秒しかかからないことがわかりました。
ものすごい速さですね。
ですから1日で1つの赤血球は体内を何周もするわけで、心臓は、なんと1日にドラム缶40本分の血液を心臓から押し出しているのだそうです。
すごい性能のポンプです。
赤血球の寿命は約120日で、最後には脾臓で破壊されます。
何度も脾臓を通過する赤血球の中から、いったいどうやって寿命の赤血球を見分けて破壊するんでしょう。
胎児のときには血液をつくる働きもありますが、成長すると骨髄で血液を作るようになるので、血液製造機能は休眠します。
脾臓は、世間的にはマイナーな存在だと思いますが、重要な役割をしているんですね。
3時間くらい心臓や脾臓のことを勉強したら、無性にハツとシビレが食べたくなりました。
ハツは心臓、シビレは脾臓ですね。
ということで、陽はまだ高い17時前でしたが、鶯谷駅近くにある串焼きの店に入りました。
左が体内のポンプ役の「ハツ」で、右が血液破壊工場の「シビレ」です。
どちらも体内で頑張っていたのだなあと感謝しながら美味しく頂きました。
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