EBTBのTerra II Proは、見れば見るほどデザインの面白さにため息がでます。
スピーカは「箱型」が普通ですが、Everything But The Boxの社名の通り、「箱型」から脱してアートとしてのスピーカー・システムを目指した結果できたものです。
球の部分は、ブルガリアの伝統的な鋳造技術によって成形され、よく磨かれた下地に塗料が何層も塗られ、磨かれた表面は深い輝きがあります。
その球体には、ブルガリアの民族衣装を思わせるロゴの装飾が施されています。
真後ろにある円形のメダルのような部分は、高音用の可変アッテネータで、はっきりと差が分かるレベルで高音の出方を変えることができます。
この部分にも装飾が施されていて、よく見ると世界地図になっています。
脚の部分となっているスパイクは高さを変えることができ、後ろのスパイクを持ち上げることによって、リスニングポイントにより優れた指向性をもたらすことができます。
正面から見えるバッフルは、わずかに湾曲していて、これが音の定位の良さにつながっているようです。
大音量でがんがんと鳴らすタイプではありませんが、適度な音量で鳴らすと、聴き疲れしない音をだしてくれます。
小編成の室内楽、ギター、そしてボーカルの再生に向いているようです。
組み合わせているAuraNoteには、クロームのパネルを磨くために、専用のクロスがついていましたが、EBTBの球もこれで磨きたくなってしまいます。
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