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ロリン・マゼール指揮 ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 14分46秒

録音:1996年6月 ウィーン、ムジークフェラインザール

BVCC-34409
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20140428_16


マゼールの鬼才ぶりで知られた「ボレロ」です。


しばらく普通の「ボレロ」が流れていきます。1981年のフランス国立管弦楽団の演奏のように、おもちゃのようなラッパも聞こえてきません。


なんだか、マゼールらしくないなあ。。。。


と思って油断していたら、ヘロヘロのトロンボーン。うまいのか、下手なのかよくわかりません。


トローンボーンが終わってからは、勢いが出て来ます。


何かが起こりそうだという気配を感じさせるのは291小節から。ティンパニが勢いをつけ、そこからパワーモードになります。このまま盛り上げていくのかと思うと、315小節あたりから思い切りテンポを揺らし始めます。


指揮棒の気ままな変化にウィーンフィルが食いつくようにして演奏する様子を想像するととても面白い場面です。この極端なテンポルバートは327小節あたりでも行われます。


指揮棒の動きにオーケストラがぴたりと着いてきたのを見て、ニヤリとしたマゼールの顔が浮かぶようです。


こういうことがウィーンフィルで許されるのはマゼールぐらいかもしれません。


最後の最後でやってくれた、マゼールの「ボレロ」です。




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