日曜日。
外は雨。
外出する気分ではなかったし、久しぶりにオーディオをいじってみることにしました。
もっかの悩みは、なんとなくごちゃついて、楽しく音楽に浸る気分になれない再生音です。
理由はわかっています。
どうしても手放したくないスピーカーシステムが、幅の狭い空間に3セット押し込んである、ということです。
奥のJBLの4343は、弟からもらったもので、ジャズを鳴らせば、なかなかいい味を出してくれます。
4343の上に乗っかっている小型スピーカーは、エラックの330で、これは、ステージイメージをすっきりと再現してくれる、素晴らしいスピーカーです。
本来は、専用スタンドを使うべきなのですが、あまりにもごちゃごちゃしたので、スタンドを外してしまいました。
手前ののっぽのスピーカーは、マーチンローガンのSL3。
空間にふわりと音像を映し出してくれる、実に居心地のいい、リラックスさせてくれる音を出してくれます。
それぞれ、十分な空間で使えば、どれも満足できる音なのですが、こんなふうに一か所にまとめてしまうと、お互いが干渉しあって、魅力が半減します。
だいたい、マーチンローガンは背面にも音を放出するので、真後ろにある4343の38センチのウーファーが悪い影響を与えないはずはありません。
でも、どれも手放したくない。。。
そこで、それぞれを聴くときにスピーカーを最適ポジションに移動する、という、なんとも面倒なことを受け入れようか、と考えてみました。
手始めに、マーチンローガン。
このスピーカーは、背面にもかなりの音を放出するので、理想的には、スピーカーからリスニングポイントまでの距離と同じだけ、背面にスペースを取るのがベストといわれています。
つまり、長方形の部屋の真ん中あたりにスピーカーを置くというイメージです。
そんな空間がとれるはずもありません。
ずりずりと前にスピーカーを移動して、さらに左右の間隔を狭くしてみました。
数センチ単位でポジションをきめていくと、あきらかに、ほかよりも良いというポジションがみつかりました。
本当は、こういうセッティングの追い込みをじっくりやるのもオーディオの楽しみのはずなんですが、なんとなく面倒で、これまでは避けていました。
いいポジションが見つかれば、そこに目印をつけて、じっくり音楽を聴きたいときには、ひと手間かけるわけです。
さらに劇的に再生音を変える方法として、オーディオボードと呼ばれる音響版を導入するという手があります。
正面に広い反射面を持ったテレビがあり、これも、無駄な反射音を作っているはずです。
試しに毛布をかけてみると、音がすっきりしてくることが確認できました。
これは、「吸音」という制音方法ですが、もっと積極的に「反射音」をコントロールする、という考え方があります。
ソナスファベールのフレキシウムというオーディオボードが良さそうなのですが、高さが2m弱となんとしても大きすぎるし、しかも1本30万円近い価格で高価すぎます。
いっそのこと、作ってしまおうか。。。
そう思って図面を書き始めました。
うーむ、なんとかできるかも。
しかも10分の1くらいの費用で。
あれこれやっていると、家内の一言。
「結局、あなたのイメージしている音を出すには、ここよりも二回りくらい広い部屋を独占しないとダメだと思うよ。。。」
たしかに。。。
よーし、仕事を頑張って、防音ばっちりの広い空間を手に入れよう。
そうなのです。
あきらめる、という選択肢は1番目にこないのです。
これが、いいのか、わるいのか。
まあ、子供たちも認める道楽者なので、期待を裏切らないように、がんばるかー。
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