起業してから、早くも11年目を迎えました。
決してあっという間、ではありませんでしたが、起業した年のことを思い出すと、ついこの間、という気持ちになります。
この10年間で、相当数の方と名刺交換をしました。
それらの名刺をいつでも取り出せるように電子ツールを使って整理しようかと試みたこともありましたが、うまくいきませんでした。
枚数が多くて、時間が膨大にかかるのです。
結果、よく使う、あるいは最近知り合った方の名刺をROLODEXの名刺フォルダに入れて、机の上に置いておく、という使い方になっていました。
ROLODEXに入りきらなくなると、具体的なつながりに発展しなかった名刺をはずし、入れ替えていく、というくらいの整理方法です。
ところで、本屋で背表紙を見るのが好きです。
「〇〇は△△しなさい!」のようなパーターンのタイトルが多く、たいていの場合は、タイトルから言いたいことが想像できてしまうので、一行教訓のつもりで、なるほどな、と思って本を開くことはありません。
たまに手にとったときには、目次に目を通します。
目次も、1行で内容が要約されていることが多いので、そこで、なるほどなあと思って、本棚に戻します。
ある日、「名刺は99枚しか残さない(荒木亨二著)」という本が目に留まりました。
ははーん、要は重要な名刺だけ選べってことだな、と思ったのですが、自分の机や引き出しの中の名刺の量を思い出すと、99枚は少なすぎるように思えました。
名刺を99枚に絞り込む、なにかのノウハウがあるようです。
パラパラとめくると、うむ、と思うことが書かれていました。
この整理の仕方は、自分のビジネスの取り組み方を買えてくれるかもしれない、という予感がしました。
その本を買い、一気に目を通し、自分なりの理解で名刺を整理してみました。
「自分に持っていない何かを持っていて、行動力、決断力があり、いざというときには協力してくれそうな方」という視点での整理です。
たくさんの会社の代表の名刺もありましたが、儀礼的に交換した名刺ははずしました。
会社の代表の名刺ですから、99枚の候補から外すのはためらってしまいますが、ここで残してしまっては意味がありません。
その結果、たくさんの名刺はたった40枚になってしまいました。
選び出した名刺の少なさに愕然としました。
10年間仕事をしていて、たったこれだけになってしまったのか。。。
でも、それらの40枚の名刺を眺めているうちに、いろいろなアイデアが浮かんできました。
少ないと感じた40枚という数も、私に協力してくれるかもしれない40人、と考えると大変な人数です。
こう考えると、「名刺は99枚しか残さない」ということは、とても難しいことのように思えました。
40枚の名刺の方々と、どうWin-Winの関係を築くか。
これが今年の課題です。
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