ある酒屋の棚を見ていると、「美味しいお燗酒第一位」と書かれた1本が目に入りました。


日本酒は常温か、ぬる燗で飲むのが好みですが、寒い日にはどうしても熱燗が飲みたくなります。


美味しくない日本酒を熱燗にすると、どうにも飲み込めないことがあって、注文してしまったことを後悔することがあります。


熱燗が飲みたくなった時の安全パイとして買っておこう。


お酒の名前は、「大七」純米生酛。



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福島県二本松市にある「大七酒造 」さんの1本です。


日本酒は、お米は芯が大きい日本酒適合米を磨き、お酒に不適な部分を削り落として芯の部分を使います。


その磨く割合によって、吟醸酒、大吟醸などと分類されます。


普通の磨き方だと、磨いた結果がやや上下に伸びた「おまんじゅう」のような形になります。


大七酒造さんでは、「超扁平精米」と呼ばれる、お米がその形に近いまま小さくなったような形に精米する技術を持っています。


日本酒に必要な部分が大きく残り、しかもより雑味の少ないお米になるわけです。


さらに手間のかかる「生酛造り」にこだわっています。


作られる日本酒は、フランス料理に合うお酒と言われたり、オランダの王室主催晩餐会で出されたり、国内だけではなく世界にも知られています。


その日の夜は、フランス料理でも、ましてやオランダ王室晩餐会に出るような料理ではなく、豆乳仕立てのなべ料理。


なべ料理には香りの立った熱燗がぴったりです。


日本に生まれてよかったと思える、黄金の組み合わせです。


よーし、熱燗で、と思ったのですが、熱くなりすぎると嫌なので、「かんすけ」を引っ張り出して燗をしました。



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ふわっとした香りとしっかりした味。


鍋料理を美味しくいただけました。


できれば蔵元に行って吟醸酒も買ってきたいところです。


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