「せんべろ」は、ひとり千円でべろべろに酔える、という意味で、中島らもさんが名付け親と言われています。
毎日「せんべろ」だと、たとえ1回千円でも月に3万円もかかってしまいますから、まあ、週に2~3回楽しめればけっこう幸せです。
カスタネットでいうと「打って、打って、休んで」ですね。
ある雑誌に「せんべろ」が特集されていたので、思わず買ってしまいました。
最初のことわり書きに、「・・・べろべろとはいきませんが・・・」とあったのでまあいいのですが、雑誌を開いてみると、ほとんどが2000円前後。
やっぱり千円である程度酔えなければ正しい「せんべろ」とは言えません。
この特集では、せいぜいビール1杯、となってしまいます。
お酒なので人によって強さが違いますが、できれば千円でお代わりをしたいところです。
そうなるとネックはやはりお酒の値段です。
大瓶350円なんていうお店もあるので、こういう店では大瓶2本+つまみ2つ、なんていう芸当が可能です。
案外安いのが日本酒。
コップ酒なら1杯200円くらいで飲める店があります。
そうでなければハッピーアワー狙い。
190円で生ビールとか。
鶯谷の上の寄りの階段を降りると、焼き鳥のいいにおいが漂ってきます。
ここを無視して通り抜けるのはちょっと難しい。
お店の名前は「ささのや」。
奥にはテーブル席や、小さなカウンターがありますが、時間帯によっては外の立ち呑みエリアまで人があふれています。
焼き鳥はほとんどが1本70円。
お皿を渡されて、出来上がったばかりの焼き鳥を自分で見繕って皿にのせ、席(あるいは立ちスペース)に向かいます。
ビールは中瓶が500円で上野の激戦区と比べて少し高いですが、日本酒のコップ酒なら220円。
日本酒を2杯飲んで、焼き鳥を8本食べてちょうど千円。
べろべろコースで日本酒3杯飲んでも、焼き鳥は4本食べられます。
これだと、940円。
やっぱり、こういうのが正しい「せんべろ」道だと思うのです。
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