10月19日の土曜日、Kさんと一緒に乗鞍ヒルクライムコースにチャレンジしてきました。
翌日に「やまめの学校」に参加するための前日入りで、せっかくなら安曇野周辺を走ろうかということになり、いやいや、せっかくなら「乗鞍ヒルクライムコース」がいいんじゃないか、となったのでした。
乗鞍の観光センターに到着したのは午後2時過ぎ。
そこから急いで自転車を組み立て、トイレでウェアを着替えて十発しました。
コース長は20.5㎞で、約1250mを上らなければなりません。
しかも、途中は足を休める平地や下りはなくて、ひたすらこぎ続けるというコースです。
この日の早朝の蒲団の中で左のふくらはぎを攣っていてその痛みが残り、出だしから少子が悪く、なかなかペースを上げることができませんでした。
途中、外国の方が数人、軽快に追い抜いていくのを見ながら、まるでカメのような速度でジワリジワリと上り続けました。
なんで、こんな苦しいことをやっているのか。。。。
そんな疑問も時々頭の中をよぎるのですが、こがなければ進まないので、気合を入れてペダルを踏みます。
大会で優勝する人は1時間を切るのですが、私はせいぜい時速10㎞止まり。
2時間でゴールにつければ十分ですが、時計が16時を示したころから、完走だけを目指して霧のような雲でかすむ道を走り続けました。
(霧と雲で雄大なはずの景色は拝めませんでした)
あと、数百メートルでゴールするところで、少し先を走っていたKさんが戻ってきました。
「勇気ある撤退をしよう」
そうです。
もうあたりは暗くなりかけていて、帰りの下りを考えると、引き返さなければならない時刻です。
たぶん、あと15分くらいでゴールしたはずですが、今回はゴールをあきらめて、下り始めました。
この下りが実は大変な地獄でした。
標高は2500mを越えた地点からの下りです。
周りを見ると、氷も見られるような寒さ。
ウェアはウィンドブレーカーも用意して万全だったのですが、失敗したのはグローブ。
その日使っていたのは、指切りタイプなのでした。
下り始めて1分ほどで指がかじかんできました。
少しなだらかなところで、息で指を温めたり、手をウェアにこすりつけたりしながら、なんとか駐車場にたどり着きました。
着いた頃には、あたりは真っ暗。
暗さの怖さもありましたが、それより、指が凍傷になるんじゃないかという恐怖のほうが大きかったのでした。
走った距離は20㎞ジャストで、獲得標高は1215m。
雲を下に見下ろすこのコースは、シーズンが良ければ最高の眺めのはずです。
がんばればゴールできることはわかったので、来年の気候のよい時期に再チャレンジしてみたいと思います。
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