「カメラ」が好きです。
趣味は? と聞かれたら、「ひとつはカメラ」と答えます。
カメラは写真を撮ることが「目的」の機械で、カメラ自体は「目的」を達成するための「手段」です。
だから、趣味は、と聞かれたら、「写真を撮ることです」と答えるのが本当かもしれません。
もちろん、写真を撮ることは大好きなのですが、趣味は、と聞かれたら、やっぱり「カメラ」と答えてしまいます。
カメラは、知恵を絞った構造が小さなボディに詰め込まれていることが面白くて、そこに惹かれてしまいます。
小学生のころ、カメラを作ってみたくて、挑戦したことがありました。
フィルムの巻き上げ機構を考えてみたり、シャッター機構を考えたり、光が内部に入らないようにボディ内側にビロードを貼ったりというような工夫は、たまらなく面白いものでした。
それが発展して、フィルムの現像もやりましたし、印画紙に大きく焼き付けるための引き伸ばし機を作ったりもしました。
そんな体験があるので、メカ的に面白いカメラを見るとついほしくなってしまいます。
最近のデジタルカメラは機構的にはつまらなくて、やっぱり、昔のフィルムカメラのほうがさわっていて面白いものがたくさんあります。
趣味の話に戻りますが、かつて、オーディオの神様、長岡鉄雄氏が、こんなことを言っていました。
「手段が目的になる、それが趣味です」
なるほど、です。
私がカメラよりも時間とお金を使っている「趣味」らしいものとして、オーディオがあります。
よりいい音で音楽を楽しみたいので、いろいろと試行錯誤をしています。
ただ、私の場合、ほんとうにオーディオにのめり込んでいる人から見ると、詰めが甘いと思っています。
私がオーディオをいじるのは、あくまでも音楽をよい音で聞きたいと思うからで、ケーブルをどうするとか、電源まわりを見直すとかいうことは、正直、あまり楽しくはなく、めんどうくさくてしょうがありません。
仕方なくやっている感じです。
やりたくないけれど、生活のためにはやるしかない仕事みたいなものです。
そういう意味では、私にとってオーディオは趣味ではないのかもしれません。
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