お茶の水のオーディオユニオンで、LINNのネットワークプレーヤーでハイレゾ音源を聴いたとき、目の前に広がるステージイメージのあまりのリアルさに驚きました。
ハイレゾ音源とは「ハイレゾリューション音源」のことで、ビット数が多く、サンプリング周波数も高い条件で録音され、録音されたときと同じ状態の音源、ということです。
通常のCDは、1bit/44.1kHz というスペックで、これは人間の耳に聞こえれば十分という考え方で、特に超高音域をバッサリと無視した規格です。
実際のところ人間の耳を考えるとCDのスペックは十分なのですが、音に周波数の異なる倍音がいくつも乗っていて、それが音色に影響してきます。
また、耳だけではなく、「皮膚」でも音を感じますが、超高音域が「空気感」のようなものを表現していきます。
現在、録音の現場では、24bit/96kHz以上で録音されているので、CDよりもはるかに素晴らしい状態の音源ファイルがあるわけです。
素晴らしい音源ではあるのですが、当然ファイルサイズも大きくて、3~5分くらいの短い曲でも100MBくらいの大きさになってしまいます。
これではCDアルバムでは無理がありますが、インターネットが高速化して、ダウンロードという方法で手に入れることができるようになりました。
オーディオユニオンであの音を聴いてから、ずっとハイレゾ音源のことが頭から離れませんでした。
LINNのネットワークプレーヤーを買えればいいのですが、あまりに高価で手が出ません。
いろいろ悩んだ挙句、パイオニアのN-50を導入しました。
接続には若干悩みましたが、なんとか再生できる状態になりました。
さっそく無料の音源があるサイトからデータをダウンロード。
スピーカーは、手持ちのスキャンダイナです。
さすがにこんな小さなスピーカーでハイレゾ音源を聴いても、それほど感動しないだろうと思っていたのですが、どうしてどうして。。。
フルートやチェンバロは空気感が漂い、ドラムは、ひとつひとつの楽器が見えるようなリアルさです。
まだハイレゾ音源初日なので、すごさの全貌はわかりませんが、JBLの4343Bやエラックにつないでみると、さらに素晴らしい音が出るはずなので、接続がとても楽しみです。
ネットワークオーディオについては初心者なので、勉強しながらシステム環境を整えていきたいと思います。
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