土曜日。
この日は、一緒に八ヶ岳グランフォンドに参加するKさんと、大会に向けてのトレーニングのつもりで走ってきました。
新宿発のホリデー河口号を使って富士山駅を起点にするという、ちょっとお気に入りのパターンです。
富士山駅から緩やかに上りながらすぐに山中湖畔に到着。
ちょっと早めでしたが、「小作」という「ほうとう」の名店で昼食。
今まで食べたほうとうの中で一番美味しくて大満足でしたが、それにしてもほうとうって、何であんなに量が多いんだろう。
はちきれそうなお腹をかかえながら、えっちらおっちらと亀のようなスピードで籠坂峠を上りました。
御殿場側から籠坂峠を目指すと延々と続く上りでいやになりますが、山中湖側から上るとそんなに大変ではありません。
籠坂峠から御殿場までは楽しいダウンヒル。
でも、その後は乙女峠まで7%から10%の坂が続きます。
途中で土砂降りの雨に会いながらも、なんとか乙女峠までたどり着きました。
乙女峠にあったお店で生で食べても甘くて美味しい「甘々娘(かんかんむすめ)」というトウモロコシをゲット。
そのまま1本を背中のバッグにつめて、芦ノ湖を目指しました。
地図を見たときにはのんびり芦ノ湖半をサイクリング、くらいに考えていたのですが、実際はきついアップダウンが続きます。
あたりまえですが、上から見た地図からは起伏がわかりにくいので、プランを立てるときには注意が必要ですね。
芦ノ湖からはもう一度上って、あとは一気に箱根湯本まで下るというプランだったのですが、道を間違えてしまい、十国峠に向かう道に入ってしまいました。
もう「足」が残っていなかったので、かなりの坂を上り終えてから間違いに気がついたときには、一瞬目の前がくらくらっとなりました。
あとでわかったのですが、この「くらくらっ」は、ショックだからではなく、エネルギーが切れた「ハンガーノック」だったのでした。
気を取り直して芦ノ湖まで下り、「お玉ケ池」を通る旧東海道ルートで行くことにしました。
この旧道が、今まで味わったことの無い「地獄道」でした。
このひどい道を走って、考えるところが多かったので、これは別に書きたいと思います。
「地獄道」を抜けて、箱根湯本の町に入ったとき、急激に体から力が抜けてきました。
平坦な道でもつらく、自転車を降りてからも立っているのがやっとで、何かをする気力もなくなりました。
「ハンガーノック」です。
「ハンガーノック」は、肝臓に蓄えれているグリコーゲンが、補給が行われないまま使い切られ、その後も運動が続くと起こるようです。
ガス欠ですね。
実は午前中にほうとうを食べただけで、夕方まで何も食べずに峠をいくつも越えていたのでした。
温泉につかる前におにぎりを1個食べ、ゆっくりと汗を流しましたが、服を脱ぐのもつらく、「ハンガーノック」の恐ろしさを知りました。
ひと風呂浴びてから、ビールを2本をあけ、少し元気が出てきました。
帰路は、小田急ロマンスカーです。
輪行するときには、大きな自転車をどこに置くかで困るのですが、箱根湯本の駅員さんが、何も言わないのに、座席の裏に自転車を置ける端の席を取ってくれました。
えらいぞ、箱根湯本の駅員さん!
ロマンスカーの車内はガラガラで、持ち込んだ駅弁と日本酒でKさんと反省会。
いろいろあって大変な1日でしたが、トータルでは大満足のRUNでした。
走行距離は、約80km、獲得標高は1341mでした。
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